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自立した女性を彷彿させる、気品あふれるシャネルの香水「ココ マドモアゼル」。2001年の誕生以来高い人気を誇るこの香りは、2007年に公開されたキーラ ナイトレイ主演、ジョー ライト監督による CF(広告フィルム)でも話題を呼んだ。そして2011年3月21日、キーラとジョーが再びタッグを組んだ新しいCFがシャネルの公式サイトFacebookyoutube で公開された。この二人はキーラの出世作『プライドと偏見』以来の好相性コンビだ。

上写真:©CHANEL - photographer Andrew COOPER

1作目から3年を経た設定の今回、キーラは大型のオートバイ「ドゥカティ」で颯爽とパリのコンコルド広場を駆け抜け、アルベルト アンマンが演じるカメラマンと密室でスリリングな撮影シーンを演じる。なんといっても惹きつけられるのは、前作に増して一層凛とした美しさを放つキーラの一挙一動。ここではそんな彼女の言葉を通してその魅力に迫ってみたい。

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セカンドスキンのようなバイク用ジャンプスーツはシャネルのデザイナー、カール ラガーフェルドが手がけたもの。これを着たキーラ曰く「シャネルのスーパーウーマンになったよう」©CHANEL

俳優の父と脚本家の母を両親に持つキーラ ナイトレイは、6歳から演技の仕事をはじめ、前述の映画『プライドと偏見』や『つぐない』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』などの名作にも出演している。しかし高い知性と理想ゆえか、スクリーンの自分を観るのは苦手だという。
「もちろん、映画の仕上がりを確認することは大事です。映画は、私ひとりではなく大勢の人が真剣に取り組んだ結果、完成するものだから。でも、どんなに努力して自分にそう言い聞かせても、スクリーンの私を観るのはとても辛いのです。私にとって、私は最も辛辣で冷酷な批評家なので。だから私が、自分の映画を観ても余り楽しめないことは判っていただけるでしょうか」。

幼少の頃から女優業をしてきたキーラだが、仕事との付き合い方に悩む時期もあったという。
「私は長い間休みなく、息をつく間もなく働いてきました。数年前には、まるまる5年間働きづめだったことに気づき、本当に疲れ切ってしまって……そのために演技の楽しさを感じられなくなっていたので、以来、ペースを落としました。すると再び、働くことや演技することへの情熱が湧いて来ました。プロジェクトを慎重に選ぶようになってから、前以上に仕事を楽しめるようになっています。今回のシャネルの2本目のCFも、こうして選んだ仕事の一つ。あれほど素晴らしい撮影の時間を過ごすことができたのも、このためかも知れません。なぜ自分はこのプロジェクトに打ち込むかという理由が判っていれば、すべての瞬間を味わい尽くすことができる。この一週間の撮影で得られた充実感は、夏のバカンスからは到底得られないものでした」。

そんなキーラは「ココ マドモアゼル」のミューズに二度選ばれたことを光栄に感じ、その香りについてこう語っている。 「この香りはパワフル過ぎず、甘過ぎません。強さと甘さのバランスが絶妙です。とても女性らしい香りなのに、男性用フレグランスをつけていた時の私が求めていた『自分には力がある』という感覚を与えてくれるのです」。

自由で闊達、自信に満ちた女性のための香りをぜひフィルムとあわせて愉しんでみて。

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©CHANEL - photographer Mario TESTINO

■お問い合わせ先:シャネル(香水・化粧品) 0120-52-5519