cultureart110322_6main
NHKドラマ「竜馬伝」の題字でも話題を集めた紫舟さんが3月23日から28日まで、そごう神戸店にて、原点回帰となる関西最大規模の展覧会を開催する。神戸で書家としてのキャリアをスタートさせた紫舟さん。 この時期に奇しくも阪神淡路大震災の被災地である神戸で個展を開催することに思いを巡らせずにはいられないという。

『人が人と仲よくなるための挨拶 おはよう
 ひとりで生きているわけではない私たちは
 助けてもらって ありがとう
 ごめんなさいで ゆるしてもらいゆるしてあげて

 おはよう ありがとう ごめんなさい

 人と人をつなぐことばが 私たちをつないでくれる』

展示作品は、20点の書をはじめ、オリジナルの“ゆれる書”3点、“立体の書”15点。神戸の方々と心を共有する機会を心待ちにしているとのこと。初日23日・24日・26日・27日の11:00-18:00には紫舟さんが在廊予定。
また、今回の被災に際してはこのようなメッセージを寄せてくれた。

『被災された方々
 そうじゃなくTVを見ている人も
 自分や誰かを責めている人も
 怒りの矛先を見つけようとしている人も
 みんな みんな みんな
 悔しくて 悲しくて やりきれない感情を抱え
 美しい故郷を日本を なんとかしたいと思っている

 国境を越え捧げられる被災された方々への祈り
 世界中の人々と 国籍を越え日本に暮らす私たちと
 多くの人たちが 心を一つにすれば
  必ずや 成し遂げられると信じています

 日本一心。
       紫舟 拝』

※一心とは、多くの人々が心を一つにすること


■紫舟 個展「おはようありがとうごめんなさい」
日時:3月23日(水)-3月28日(月) 10:00-20:00(最終日-18:00)
場所:そごう神戸店 9F ※入場無料