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週末、都内の其処此処で開かれているファーマーズ・マーケットを訪れると、土の付いた玉ねぎや大根、サツマイモなどが、籠に盛られたり、袋に詰められたりして売られている。 ひとつ手に取ってみて、重さを確かめてみたり、鼻を近づけて自然な青臭い匂いを嗅いでみたりしながら、しばらくマーケットを練り歩く。野菜に触れている。すると、どこか長閑な気持ちになる。

写真上:『日替わりパスタ』ふっくらとしたスナップエンドウやカラフルなミニトマトがなんとも鮮やか。

野菜が踊る、心も躍る、やさい食堂。

2012-01-13_165631近頃、表参道や銀座、恵比寿を始めとする都内のお洒落エリアに、続々と「おいしい野菜」をコンセプトにしたカフェやレストランが誕生しているのをご存じの人も多いだろう。 昨年1月、南青山の246を一本奥へ入った裏路地に誕生した「南青山野菜基地」も、農家の人々の愛情が込められた旬の “からだがよろこぶ野菜”を使った豊富な創作メニューを提供しているカフェレストランのひとつ。扱う野菜は京野菜・大和野菜など、選りすぐりの超一級品や、野菜に関しては都内随一と名が高い築地御厨などプロの目利きによって選ばれたものばかり。野菜の美味しさが評判を呼び、リピーターとなる客が多いという。
昼間はやさい食堂として、温もりのある天然木のテーブルの上で、10種類以上の野菜を使った「南青山野菜カレー」(880円)がいただける。辛みは卓上の兵庫県丹波篠山の手作りハバネロソースで調整できる。カレーとセットで、地域の特産品を活かした採れたて野菜のサラダや福岡県八女市の八女茶の温泉たまごを付けてもいい。ランチ時は、青山界隈のOLなど女性客で賑わう。

写真上:南青山野菜カレー 880円 

やさい酒場でワインと野菜のマリアージュ

夜は、やさい酒場として有機ワインなどを中心としたオーガニックなお酒とともに、「季節野菜のブルスケッタ」(300円~)、「旬野菜の自家製キッシュ」(500円)などのおつまみ野菜の小皿料理から、「季節の野菜とグリュイエールの鉄板ステーキ」(1,500円)など、野菜を生・蒸す・焼くのシンプルな方法で味わえるメニューが人気だ。野菜ひとつでこれだけ豊富なメニューと美味しさが表現されるものなのかと驚かされる。

2012-01-13_171032彩り良い野菜たちが運ばれてくると、テーブルがぱあっと明るくなるのがなんとも嬉しい。まさに野菜のごちそうだ。
その他にも季節の野菜を使ったリゾットやパスタ、グラタン、オムライス、ポトフ なども日替わりで食べられる。最近は、「ゆず胡椒パスタ」が人気だとか。さらにおすすめは店内の黒板に書かれた入荷したての特選素材でつくるスペシャリテ。お店を訪れた日の特選素材は、奈良県の粘着質な土と温度差のある気候で育った香り高い宇陀金牛蒡だった。「宇陀金ゴボウの味噌クリームパスタ」や「宇陀金牛蒡と薩摩芋のフリット」「宇陀金牛蒡と海老のクリームグラタン」など、素材が持つ可能性をバリエーション豊かな調理法で表現しているところも面白い。思い起こしてみれば、家庭料理も同じ素材をいくつものメニューで使い回すものだが、それは同じ素材を手を替え品を変えて、ムダなく食べ切るという人々に知恵でもあるのだ。生産農家の食卓にもこんなメニューが出揃うのだろうかと想像してみたりする。

写真:左 日替り旬野菜料理 時価、右 バーカウンターに並んだお酒にもオーナーのこだわりが。珍しいお酒が見つかるかも。


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南青山野菜基地

東京都港区南青山2−10−11 1F (MAP)
Tel:03-6447-1607(電話予約)
やさい食堂 /11:30 〜 15:30
やさい酒場 /18:00 〜 23:00
日曜定休・祝日不定休

Webからもご予約いただけます(Web予約) ★ランチ(やさい食堂)のご予約は承っておりません。





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