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パリのコンコルド広場からほんの数十メートル離れたところにある、賑やかな2つの通りが交差する角に、3月から壮大なアート作品がお目見えした。これはフランスのラグジュアリーブランド「LONGCHAMP(ロンシャン)」が、ブランド発祥の地でるパリ・サントノレ通りにあるパリ サントノレ本店のリノベーションに際して、 その仮囲いを米国人アーティスト ライアン・マクギネス氏のダイナミックなアート作品「Mindscapes」で彩ったため。同ブティックは、2016年10月にリニューアルオープン予定。

今回のリノベーション・プロジェクトについて、創業社の孫である3代目当主のジャン・キャスグラン氏は、次のようにコメント。「人目に付きやすいロケーションにあるブティックのリノベーションとなると、建物を包み覆うものはありきたりの仮囲いというわけにはいきません。何か特別なものが必要です。ロンシャンというブランドは、『思いがけない意外さ』を好みます。今回のまったく型にはまらない革新的なプロジェクトは、まさしくその好例です。」キャスグラン氏が、アーティストのライアン・マクギネス氏に出会ったのは、10年前のニューヨークだというが、今回のリノベーションに際して、まっさきに彼が頭に思い浮かんだという。さらに、キャスグラン氏は、今回創作されたアート作品は、エネルギー感にあふれ、ロンシャンのブランド精神にも通じる、創造性、絶え間ない進化という言葉で表現するのに、まさにぴったりだとも述べた。

一方のライアン・マクギネス氏は、「描いたのは、通りを行き来する人たちに愛着を感じてもらえるような、人目を引く多彩なイメージ。そこには、夢のような心象風景を表現し、私のこれまでのさまざまな作品のディテールが活かされている。」と述べている。仮囲いのアート作品は、インパクトを際立たせるために、蛍光塗料や真珠光沢のある塗料を用い、またさまざまな質感や仕上げが併用されている。

サントノレ通りにある旗艦店からブランドの歴史をスタートさせたロンシャン。アート作品の仮囲いで包み覆われたその内側では、18世紀に作られた建物のファサードを修復している。ロンシャンを象徴する旗艦店のリノベーションが完成すれば、ブティックのリテール・エリアは大幅に拡大するという。今から10月のオープンが楽しみだ。

LONGCHAMP(ロンシャン・ジャパン)
0120-150-116