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船の中で寝泊まりするクルーズの旅で気になるのは゛食゛だ。「クルーズは基本、食事代もクルーズ代に含まれる“オールインクルーシブ”(基本のクルーズ代は含まれるが、一部有料もあり)。好きなものを、好きなだけ食べられる」と聞くが、これもまた、字面を追うよりもなにより実際に体験してみるに限る。

「ロイヤル・プリンセス」には、ビュッフェレストラン「ホライゾン・コート」、好きなものをメニューから注文できる3つのメインダイニング「コンツェルト」「シンフォニー」「アレグロ」、着席スタイルで注文後に焼き上げる「アルフレッド・ピッツェリア」がある。その他、24時間営業のカフェ「インターナショナル・カフェ」。プールデッキには、ソフトクリームやハンバーガーやホットドッグ、ピザがいただけるスタンドがある。こちらでの食事はすべてクルーズ代金に含まれる。これだけの充実ぶりならば、「クルーズに行ってウエストがきつくなった」という声が多いのも無理はない。

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船内での食事は、選び放題、食べ放題
クオリティの高い料理がその日の気分でセレクト可能

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  • 上:カーティス・ストーン氏監修のメニュー 下:ショコラティエのノーマン・ラブ氏のチョコレートデザート

驚くなかれ、船上の美食は、世界のグルメの最前線を行く。有名シェフとのコラボも積極的で、料理番組でもおなじみの世界的シェフ、カーティス・ストーン氏監修のメニューも登場。ショコラティエのノーマン・ラブ氏も、プリンセス・クルーズのために、チョコレートデザートを考案している。

ビュッフェレストランひとつとっても、モーニング、ランチ、スナック&スイーツ、ディナーと時間帯ごとにメニューが入れ替わる。日替わりで、イタリアンやチャイニーズなど、テーマに即した料理も登場。毎日、ビュッフェレストランを利用してもいいくらいだ。

「コンツェルト」では、毎日15時半から16時15分には、アフタヌーンティーのサービスも。そのほか、追加料金が必要になるスペシャリティ・レストランもあり、こちらもそれぞれに見どころたっぷりの嬉しいラインナップ。お気に入りに通い詰めてもいいし、日替わりでレストランをはしごしてもいい。お気に召すままだ。


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スペシャリティ・レストランで船上の美食体験

3_2今回乗船した、「ロイヤル・プリンセス」は、「クラウン・グリル」、「サバティーニ」の2つのスペシャリティ・レストランがある。雰囲気は2軒とも異なり、それぞれに船上での格別な美食体験を提供する。

「クラウン・グリル」、「サバティーニ」は、1人29ドルの追加料金で利用可能。「クラウン・グリル」は、熟成牛肉が自慢のステーキハウス。新鮮なシーフードもいただける。ビーフが主体だが、ポーク、ラムもあり、また、部位も豊富。どれを食べようか迷うのも楽しい時間だ。ちなみに、こちらのレストランに限ったことではないが、プリンセス・クルーズのレストランはメニューにあるものは食べ放題。メインコースを3つ頼んでもいい。とはいっても、こちらのステーキはアメリカンサイズ。日本人にメイン3つはさすがにハードルが高いかもしれない。胃袋が疲れているときは前菜を2つ、なんて選択肢もある。
「サバティーニ」は、本格的なイタリアン料理が魅力。ぷりぷりのロブスター料理が名物メニューとなっている。 8日間、船に滞在したわけだが、「制覇」はとても無理だった。個人的なお気に入りは、カフェでいただけるシュガードーナツ。素朴な味わいにはまり、カロリーは無視して毎日食べていた。また、ビュッフェレストランで朝食時にいただけるお粥も疲れた胃を癒してくれた。クルーズ中、これぞ! というお気に入りメニューを探しだすというミッションを自分に課して、もっともっとクルーズを楽しんでみてはどうだろうか。 3_3

>>(4)|クルージングデー、その百花繚乱の楽しみへ。


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一生に一度は行きたい地中海クルーズ

>>(1)|乗船編 いざ、クルーズ旅行へ

>>(2)|エーゲ海&アドリア海の美しき街巡り

>>(3)|船上で味わう美食と絶景

>>(4)|クルージングデー、その百花繚乱の楽しみ


協力:プリンセス・クルーズ