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「フィジーウォーター」の生まれ故郷、フィジーは、南太平洋の海に囲まれた島国だ。正式国名はフィジー共和国。330もの島々で構成されているが、その大部分は無人島となっている。陸地の総面積は日本の四国より少し大きい1万8000平方キロメートルほどで、主な産業は観光業だ。南国の楽園のイメージそのままに、年間を通して気候に恵まれた常夏の国で、オセアニア地区の人々を中心に年間を通じて多くの観光客が足を運んでいる。

そのフィジーだが、ただ「美しい」だけの島ではない。アメリカの世論調査会社ギャラップ・インターナショナルとスイスのWINによる「幸福度調査」(2016年)では堂々の1位を獲得。「そんなに幸福度が高いのはなぜだろう?」という疑問は、実際にフィジーに足を運べば氷塊する。街全体が笑顔にあふれているから。ホテルで、ショップで、あるいは街かどで、陽気なフィジアンたちは、目があえば、「ブラ」(フィジー語で「こんにちは」「こんばんは」にも使える魔法の言葉)と笑顔で挨拶してくれる。フィジーを何度も旅するリピーターにフィジーの魅力をたずねると、ほとんどの人が「人」だと答える。人懐っこい笑顔とホスピタリティにあふれ、陽気な彼らのなかにいると、旅で訪れた私たちも自然と笑顔になってくるのだ。

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これぞナチュラルな癒しリゾート!
南国の楽園フィジー


fiji2_1美しい自然が残るフィジーを舞台にした映画作品も多いが、なんといってもフィジーの名を世界に知らしめるきっかけとなったのは、ブルック・シールズ主演の1980年公開の映画「青い珊瑚礁」だ。こちらは、フィジー諸島最大の島・ビチレブ島の北西沖約90キロに浮かぶおよそ20の島々からなる、ヤサワ諸島のボタイラビーチで撮影された。トム・ハンクス主演の「キャスト・アウェイ」では、トム演じる主人公が流れ着いた無人島として、モンドリキ島が登場している。ミランダ・カーやブリトニー・スピアーズなど、フィジーを訪れたセレブの目撃情報も後をたたない。少し古い話にはなるが、メル・ギブソンはフィジーの島を購入している。

(写真右)写真提供:フィジー観光促進協議会

fiji2_2 古くから南太平洋のリゾートとして愛されてきたフィジーには、さまざまなタイプの宿泊施設がある。おおまかに説明すると、ビチレブ島は、世界的チェーンのラグジュアリーリゾートホテル、中級ホテルが主流だ。たとえば、国際空港のあるフィジーの玄関口・ナンディから車で約20分のデナラウにはいくつかの世界的チェーンがある。ビーチフロントにある「ザ ウェスティン デナラウ アイランド リゾート & スパ」、美しい庭園に囲まれた 「シェラトン・フィジーリゾート」は隣接していて、徒歩で行き来が可能だ。シェラトンには大きなラグーンプールがあり、ファミリーにも人気が高い。

(写真左)ザ ウェスティン デナラウ アイランド リゾート & スパ

広大なランドスケープを生かした設計の「インターコンチネンタル・フィジー・ゴルフ・リゾート&スパ」は、洗練された大人のリゾート。ビチレブ島で最も美しいとも称されるナタンドラ・ビーチに面したインフィニティプールが圧倒的な存在感を放つ。コーラルコストにある老舗ホテル「アウトリガー フィジー ビーチ リゾート」は、フィジーの村を模して造られたナチュラルな雰囲気が魅力だ。

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(写真上)左:インターコンチネンタル・フィジー・ゴルフ・リゾート&スパ 右:アウトリガー フィジー ビーチ リゾート

取材協力・写真提供=FIJI Water  http://fijiwater.oneandonly.jp/
text / photo by Aya Hasegawa


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