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南太平洋の楽園フィジー生まれの「フィジーウォーター(FIJI Water)」は、海外セレブの間で圧倒的な人気を誇るナチュラルミネラルウォーターだ。1996年に発売するやいなや、瞬く間にミネラルウォーターの人気ブランドとなり、現在では世界60か国以上で販売されている。 フィジー諸島に咲く、可憐なハイビスカスがデザインされたボトルは、セレブのSNSに映り込んでいたり、映画やテレビドラマで見かけたりもすることも多々。ニューヨーク、ロンドンでのファッションウィークや、「ゴールデン・グローブ賞」「エミー賞」などの国際映画イベントにもスポンサーとして商品を提供している。また、数多くのラグジュアリーホテルや高級レストランでも導入されていたりする。

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天然シリカたっぷりの軟水が美味しさの秘密!

fiji01インスタ映えするボトルパッケージはもちろんだが、人気の要因はなんといってもそのおいしさ、そして、品質の良さにある。「フィジーウォーター」には、美のミネラルと呼ばれる天然の「シリカ」がたっぷり(93mg/1L)。上品な甘みがあり、まろやかな軟水は日本人にも飲みやすい。

「シリカってなに?」と思われる方も多いと思うので、ちょっぴり解説を。「シリカ」とは、ケイ素とも呼ばれる、自然界やヒトの体内に存在する水溶性のミネラルのこと。さまざまな点で美容や健康をサポートするとされていて、海外ではサプリメントやシリカウォーターやサプリメントが商品化されているほど、ここ最近、注目されている成分だ。ちなみに、シリカが含まれたお水はまろやかな味わいになるんだそう。美容効果が高いだけでなく、水をおいしくしてくれるなんて、頼りになる存在だ。

セレブや富裕層など、世界中の多くの人々に愛飲されている「フィジーウォーター」は、いったいどんなところで生産されているのだろうか。工場を見せてもらう機会を得た。


ビチレブ島のヤンガラバレー地区にある工場に潜入!

フィジーウォーター」の工場は、フィジー諸島、最大の島・ビチレブ島のヤンガラバレー地区に位置する。国際空港のあるナンディからは車で約1時間半。工場は可能な限り水源の近くに置きたいということでこの地に建設されたという。ここで、世界で販売されているすべての「フィジーウォーター」が生産されているのだ。

fuji02 水源は標高850mの手つかずの熱帯雨林の中にある。深さ60メートルの水源から噴出する天然水は、数千年の歳月をかけて火山岩層によってろ過されたもので、シリカをはじめ、天然のミネラルがたっぷり。「フィジーウォーター」は、この地下水を自然鉱泉の圧力によってそのままボトリングしているのだ。

工場を案内してもらいながら、「世界中のフィジーウォーターがここで作られているんだ!」と思わず感嘆の声を発したら、スタッフに、「違うよ、フィジーウォーターは“作って”はいないんだ」と訂正された。

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(写真上)天然水は揚水されると、ステンレススチールパイプを通じて貯水タンクへと運ばれる。自然の微細粒子や細菌を取り除くための、ろ過及び紫外線システムによる丁寧な殺菌処理が行われるのだそうだ。その過程において水が直接外気に触れることはない。スタッフはこう付け加えた。「だから、キャップを開ける瞬間まで、水が人の手に触れることはないんだ」。

周囲になにもない、非常に素朴な場所に位置する工場は、非常にシンプルだ。すぐ近くには深い緑色の山がある。ここであのおしゃれなボトルに入った水が生産されているのがなんだか不思議なくらいだ。でも潔いほど無駄なものがない、清潔感のある工場には静謐な空気が流れ、仔細な情報を持たずとも、ここで生産される水は間違いなく、おいしいものだろうと思わせる雰囲気が漂っている。

なお、「フィジーウォーター」では、ビチレブ島における大規模森林再生プロジェクト、農村地域がクリーンな水を得られるような手段の提供、教育施設やインフラの構築、恵まれないコミュニティが医療サービスを受けられるような手段の提供など、フィジー諸島の環境保護のためのさまざまな取り組みを行っている。

最後に、スタッフに聞いた、「フィジーウォーター」のおすすめの使い方を紹介したい。「フィジーウォーター」でご飯を炊くとおいしくできあがるのだとか。ものは試しにと実践してみたところ、普通の水で炊くよりも米の甘みが明らかに増した。

取材協力・写真提供=FIJI Water http://fijiwater.oneandonly.jp/
text / photo by Aya Hasegawa


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FIJI Water
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