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絶景はもちろんだが、「森の中のホテル」をコンセプトとした建物のなかには、伝統工芸とのコラボにも力を入れており、九州各地や地元大分県の伝統的な素材を使用した工芸や職人技術などによって作られたアイテムが散りばめられている。 ロビーに飾られているのは、大分県を拠点に活躍する中臣一(なかとみはじめ)氏の竹のオブジェ「Prism Ellipse,雲上」。ホテルが霞がかかるくらい、高台に位置することに着想を得た作品だという。左手の壁には火山の噴火時に流れ出た安山岩が飾られていた。安山岩は「別府石」と呼ばれ、別府では古くから石材として利用されているそうだ。

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anabeppu6ホテル内には客室、公共スペース問わず、伝統工芸の竹細工や古くから伝わる焼き物、地元の素材の別府石や和紙などがインテリアや小物にデザインされていたりと、随所に大分を感じさせる演出が施されている。絨毯も別府の湯けむりをイメージした模様になっているなど芸が細かい。隠れミッキーならぬ、隠れ大分を探すのも楽しそうだ。地元の老舗染物屋・太田旗店がデザインした浴衣は、旅の安全祈願に由来するという三角形に、海、竹細工、関サバなど別府ゆかりの自然や名産をグラフィック化され、あしらわれていた。これがなんとも愛らしい(ちゃんと売店で販売もしている)。ウェルカムドリンクは、シンガポールの高級紅TWG製の緑茶を、ホテルオリジナルブレンドで。竹串に刺さったザボンキャンディーでかき混ぜながらいただくのが楽しい。

リゾート滞在に欠かせないスパについても触れておきたい。同ホテルでは、タイのナチュラルスキンケアブランド「HARNN」の商材を採用しており、現在のところ(2019年11月現在)、国内唯一、「HARNN」の施術が受けられるスパとなっている。

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なお、インターコンチネンタルホテルズ&リゾーツは2018年末、世界200軒を突破した。これを記念し、「InterContinental 200」セレブレーションをグローバルに展開。英ロンドンの現代美術家、アレキサンダー・ホール氏とコラボレーションし、200本のシャンパンボトルに、200軒のインターコンチネンタルをイメージして1本ずつ異なるデザインを施した、アートインスタレーションを制作した。「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」では、9月に「InterContinental 200」セレブレーションイベントを開催。ホール氏による日本のインターコンチネンタルホテルをイメージした7本のアートボトル(ANAインターコンチネンタルホテル東京、ストリングスホテル東京インターコンチネンタル、ホテルインターコンチネンタル東京ベイ、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル、インターコンチネンタルホテル大阪、ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート、 ANAインターコンチネンタル石垣リゾート)が披露された。また、地元の別府を拠点に活躍する新進気鋭の書道家、松本重幸氏を招き、ライブ・アート・パフォーマンスも実施している。

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航空業界の先駆者であるファン・トリップ氏が1946年に設立して以来、大切に守られている伝統のホスピタリティ、インターコンチネンタルホテルが取り組むローカリゼーションを体現する伝統工芸、そして日本が世界に誇る温泉文化──。それぞれのいいところ取りをした「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」は、さまざまな層を魅了するはずだ。

”湯けむり”インフィニティーに癒される ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ(1)へ。

文/長谷川あや

information


lc_logoANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ

所在地:大分県別府市大字鉄輪499-18
Tel:0977-66-1000
予約・問い合わせ先:
ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ0977-66-1000(代表)、06-6347-1202(宿泊予約課)、0977-76-8275(レストラン)
https://anaicbeppu.com/
https://www.ihg.com
https://www.anaihghotels.co.jp/


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