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本来、エイジングはごく自然なこと。でも、丁寧に自身の身体をメンテナンスし、年齢とともに滞りがちな身体機能をケアしつつ歳を重ねることで、エイジングの仕方が変わってくるのは言うまでもないことだ。 今回は、美しく歳を重ねるためにケアしたい体の機能、「代謝力」と「排出力」に着目したエイジングケアに特化したエステサロンをご紹介したい。

2020年10月に東京・目黒にオープンした「ウール アイン(Ol ein)」は、「真の健康美」をコンセプトに、身体に溜まった老廃物の排泄をすることで身体本来の機能を取り戻していく「Rejuvenation System(リジュベネーション システム)」を用いたトリートメントを展開している。ここでいう老廃物とは、疲労の原因物質となる乳酸や尿酸だけでなく、私たちが日常的に取り込んでしまう食品添加物(化学調味料、着色料、保存料)や農薬、頭痛薬や便秘薬などの残留薬剤、また化粧品などさまざまなものに含まれる有害物質のことだ。有害物質は、脂肪に溶け込んで長年体内に蓄積されてしまい、加齢やライフスタイルによって「代謝力」や「排出力」が落ちていたり、血液循環が滞っていると体外へ排泄することが難しい。「リジュベネーション システム」は、一言でいえば身体の大掃除。言葉だけではなかなか分からないが、一回の施術でそれを体感できる人は多いはず。疲労回復とともに、もちろん美肌、ボディラインの改善も期待でき、美容が健康と分かちがたいことを実感できるおすすめのトリートメントだ。その詳細を早速レポート!




ただ細いボディメイクではなく、メリハリあるニュートラルポジションへ

今回、編集部が体験したのは「リジュベネーション システム」の効果を分かりやすく体感できるトリートメントメニューのひとつ「Re シリフィック スタイル(半身)」コースだ。所要時間は、120分と長め。半身コースでは、上半身か下半身かを選択できるが、半身だけでもじっくりと時間をかけて各パーツをケアできるので、はじめてトライする方におすすめだ。この「Re シリフィック スタイル」のトリートメントでは、「代謝力」「排出力」を高めながら、運動神経や骨・筋肉・脈管系を意識したオールハンドの施術によって、腕や足を中心に身体の各パーツのポジションを本来あるべきニュートラルポジションに戻し、ただ細いのではなく、自分らしい体型におけるメリハリのあるボディラインへ導くことを目指している。

マットで温まりながら、排泄モードのスイッチをオン!

RejuvenationWater01-1536x1024「リジュベネーション システム」で最も特徴的なのが、施術のはじめに40分間入る「リジュべネーションマット」だ。これはハンドトリートメントを行う前に身体がデトックス状態になるための準備。マットには、ゲルマニウム、トルマリン、蓄熱保湿性に優れた特殊セラミックが練り込まれていて、短時間で効果的に深部体温を上げ、全身の血流を促し代謝をアップする。マットに入る前には「リジュベネーションウォーター」(写真右)を1杯飲む。服用してからマットに入ることにより、脂肪を燃焼しやすく、内臓脂肪を減らし、血液をサラサラにする効果が出るという。(ちなみにリジュベネーションウォーターはWebショップからも購入可能となっていて、自宅でもセルフメンテナンスに役立てることができる。)一般的に、体内温度が38.5度以上になるとHSP(ヒートショックプロテイン)という傷んだ細胞を修復する働きを持つタンパク質を発生し、成長ホルモンの分泌を高めたり、老化を遅らせることができるとされているのだが、この「リジュベネ―ションマット」でもHSPの発生が期待できるのだ。
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マットで寝ている間も、頭部やデコルテ、背骨のラインをハンドマッサージで緩めてもらうことで、自律神経や脳髄液の流れ、リンパの循環が整えられていく。実際に体験してみると、マットに入った直後はほかほかと温泉に浸かっているような穏やかな温かさだが、40分後にはじわっとにじみ出るように汗が出てきた。「リジュベネ―ション システム」で出るこの汗は、毛穴の皮脂腺という場所から出るのだが、汗の量が大量でなくとも、まるでマラソンをした後のような心地よい疲労感とともに、身体がグっと軽くなる爽快な体感を得られた。例えばジムで運動やトレーニングをすることでも、身体の排泄モードにスイッチが入り、代謝が上がったりするが、40分マットに横になっているだけでその効果が得られるのは、忙しい毎日を送る女性たちとって、手軽で時短にもなり嬉しいかぎりだ。

オールハンドで各パーツを隅々まで整える

「リジュベネ―ションマット」から出た後に「リジュベネ―ションウォーター」をもう1本飲み、次は自律神経と内臓のケア「Reフレッシュ オーガンズ」だ。ここからは、オールハンドによるアプローチ。お腹周りを揉んで、内臓脂肪や冷えによって固まった腸を優しくほぐし、内臓を柔らかくすることで溜まった老廃物を排泄を促していく。自分で触れることが意外とないお腹周り。内臓の周りの筋肉がカチコチに固くなっていることに気づかされた。お腹がすっかりほぐされた後は、いよいよ骨や筋肉、脈管系を意識した「Reシリフィック スタイル」の施術にうつる。ここでは、肩や腰骨のあたりの関節をグッと引きのばして、リンパや関節に溜まりがちな老廃物の排泄を促しながら、上半身の各パーツを丁寧にマッサージしていく。骨や筋肉をストレッチするように伸ばされ、整体マッサージのような心地よさだ。
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「Reフレッシュ オーガンズ」と「Reシリフィック スタイル」はオールハンドで行われるのだが、「リジュケア」という専用のジェルが使われる。このジェルは毛穴にある皮脂と反応し、皮脂がジェルに包まれた状態になるのだそう。これを施術によって揉み出していくことで、皮脂に含まれる化学物質や重金属などの有害物質も一緒に取り除かれるイメージだ。ジェルは、肌に塗布するとすっと馴染み、さらさらとしてべたつきがない独特のテクスチャーだ。2つのオールハンドの施術で、内臓や身体の各パーツのこりほぐれ、肌の表面もしっとり保湿されたようななめらかな仕上がりに!

身体を内からリセットする「リジュベネ―ション システム」
中目黒にも姉妹店が同時にオープン!


180分の施術を終えると、驚くほど体が軽くなったのを実感。他の美容トリートメントとは一線を画す爽快感と疲労回復感は病みつきになりそうなほど。そして筆者の場合、普段から冷え性でむくみがちではあったが、施術後はボディラインもスッキリしたことがはっきりと確認できた。ちなみに、施術を行った当日から48時間ほどは、身体の排泄モードが持続するため、この時間はなるべく身体に不要なものを取り入れないようにしながら、ここぞとばかりに思いっきりデトックスするのがおすすめなのだとか。人によっては、身体が好転・改善していく時に起こる瞑眩(めんけん)反応が起こるかもしれないが、それも一時的なものだそう。これも身体の代謝、排泄の仕組みに則って20年の月日をかけて研究開発された「リジュベネ―ション システム」のなせる業なのだ。施術直後からその後数日の間も体の軽さや体調の良さ、冷えやむくみ改善は持続してその効果を感じられたのも素晴らしいポイントだった。

screenshot.8「ウール アイン」には、中目黒に姉妹店「ウール シュテルン(Ol stern)」(写真左)があり、2020年10月に2軒同時にオープンとなった。現在東京都内で、施術者2人体制でリジュベネーションの技術を取り上げているサロンはほとんどないのだが、「ウール アイン」「ウール シュテルン」どちらのサロンでも「リジュベネ―ション システム」を取り入れたトリートメントが受けられる。店内には、たくさんの植物が置かれボタニカルなムードでリラックスでき、壁なども天然石や木材が使われている。
日頃から食事や睡眠、健康バランスに気を配っていても、長い時間をかけて体内に溜まってしまう老廃物は誰にでもある。これを一掃して、身体を内からリセットし、本来あるべきナチュラルな状態に戻る機会は、理想のエイジングを重ねる上でも貴重なはずだ。短期的な美容目的のトリートメントももちろん重宝するが、「真の健康美」をベースにしたボディメンテナンスを目指す「リジュベネ―ション システム」は、中長期的な視点からもぜひエイジングケアのひとつに取り入れたい施術だ。

information


image0 ウール アイン(Ol ein)
住所:東京都目黒区目黒1‐4‐8-3B
Tel:050-5473-2989
営業時間:10:00~23:00
定休日:火曜日
※写真右は「ウール アイン店内」。
ウール シュテルン(Ol stern)
住所:東京都目黒区青葉台1-30-13-401
Tel:050-5473-2990
営業時間:10:30~23:00
定休日:水曜日

https://ol-japan.com/


※施術の効果や体感は、あくまで体験者本人の個人的な感想です。