FASHION-mode

今解き明かされるマルタン・マルジェラの謎 映画『We Margielaマルジェラと私たち』journal by 林央子

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マルジェラが不在のまま、マルジェラを語る。1990年代を牽引したファッション・デザイナー、マルタン・マルジェラが2009年に「消えて」から10年。ブランドは他者に引き継がれ、今もその人の名前を冠したブランドは人気を失っていないどころか、この難しい時代にあってむしろ人気を拡げている。記事全文へ

I DRESS YOU スーザン・チャンチオロの言葉と精神 Journal by 林央子

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Drawing for “Dress” 2014 ©Nobuhiro Shimura

「未見の星座」展で出逢った志村信裕の<Dress>という作品をきっかけに、スタジオでカメラに立つ前にモデルがひとときをすごす更衣室兼ヘアメークルームが「dressing room」であることや、ファッション撮影やショーの準備過程で「dress」という言葉が頻繁に交わされていた、ということを思い出した。なかでも、ことさらつよく立ち上がってきたのはスーザン・チャンチオロRUN6のビデオ映像の記憶、それとともにスーザンが繰り返し使っていたフレーズ「I dress you.」という言葉の記憶である。記事全文へ

暗闇のなかの光 <Dress>をめぐる記憶の落書き Journal by 林央子

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志村信裕<Dress> 2012/2015年 撮影:加藤健

美術館で出会った作品を、無言で受け止める人はいない。その場を無言で通り過ぎていたにしても。日々、世界との対話を重ねながら生きている私たちは、何らかの「感想」という名の落書きをしたためてから、その体験を自分のなかにしまい込む。TwitterやSNSによって、どこに行った、何を見たという無数の記憶が堆積されていくのは、私たちが鑑賞行為、すなわち世界との対話を、自分の言葉にしないままに受け止め続けてはいられないということの立証でもある。記事全文へ

Nerhol ATLAS展 journal by林央子

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Photo: Kenji Takahashi

私たちが普段頻繁に目にしている対象として、人の顔をとりあげて、表現の題材にするのは古今東西よくある事例だ。浮世絵の大首絵からドイツ人現代アート作家のトーマス・ルフによる巨大なポートレート写真まで、多くの例が挙げられるだろう。いま日本で活動している若手ユニット Nerhol が IMA CONCEPT STORE で開催中の ATLAS展は、ポートレート写真を素材に取り上げながら、また新たな立体作品としての世界を築き出し、注目されている。記事全文へ

「心の中の声に耳をすまして」。マーク・ボスウィック個展が開催中 journal by林央子

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マーク・ボスウィック
「Abandom Reverie`」、2014 年
35 ミリスライドフィルムプロジェクション
© 2014 Mark Borthwick Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film


マーク・ボスウィックの個展が六本木AXISビルのタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムで開催されている。(会期:10月18日土曜日まで)記事全文へ

タイムレス・コンフォートを追求するBLESSのHoliday T-shirt :MIMOCA「拡張するファッション」展より journal by林央子

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写真上:BLESS/小金沢健人《夏のBLESS》2014年(部分)
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館での展示風景
撮影:ホンマタカシ

FASHION-modeにて不定期連載中の「journal by林央子」。以前掲載の『水戸芸術館「拡張するファッション」展で行われたパスカル・ガテンのワークショップ報告』に引き続き、林央子の著作『拡張するファション』(スペースシャワーネットワーク)を元に企画された「拡張するファッション」展が巡回中記事全文へ

Cosmic Wonderのあたらしいかたち② :MIMOCA「拡張するファッション」展より journal by林央子

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写真左:久留米絣の甚平ワンピース。素朴な月桂樹模様と文人が着る着物として使われた文人絣と藍染めリネンとの組み合わせ。 右:苧麻でできた大きな筒袖のカシュクールと巻きスカート。

水戸の会期を経て、6月14日から始まった四国・丸亀市の猪熊弦一郎現代美術館では、会場空間に合わせて前田が一人で設営を行った。水戸の展示とパフォーマンスを経て、2度目の展示にあたっては、改めて細部が再考された。記事全文へ

Cosmic Wonderのあたらしいかたち① :MIMOCA「拡張するファッション」展より journal by林央子

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写真上:着物の裏地を剥いで作った藍染めの浴衣と絞りの帯。

FASHION-modeにて不定期連載中の「journal by林央子」。以前掲載の『水戸芸術館「拡張するファッション」展で行われたパスカル・ガテンのワークショップ報告』に引き続き、林央子の著作『拡張するファション』(スペースシャワーネットワーク)を元に企画された「拡張するファッション」展が巡回中記事全文へ

「日々の生活が、アートになる」スーザン・チャンチオロ:MIMOCA「拡張するファッション」展より journal by林央子

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FASHION-modeにて不定期連載中の「journal by林央子」。以前掲載の『水戸芸術館「拡張するファッション」展で行われたパスカル・ガテンのワークショップ報告』に引き続き、林央子の著作『拡張するファション』(スペースシャワーネットワーク)を元に企画された「拡張するファッション」展が巡回中記事全文へ

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館「拡張するファッション」展 PUGMENTインタビュー journal by林央子

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撮影:ホンマタカシ

FASHION-modeにて不定期連載中の「journal by林央子」。前回掲載の『水戸芸術館「拡張するファッション」展で行われたパスカル・ガテンのワークショップ報告』に引き続き、林央子の著作『拡張するファション』(スペースシャワーネットワーク)を元に企画された「拡張するファッション」展が巡回中記事全文へ

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  • 「つながり」がコンセプト、「ジャヌ東京」オープン
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  • 【REPORT】サルヴァトーレ・クオモ活動30周年を祝うガラ・ディナー
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