そしてそれは「ホームカミング瞑想」という深くパワフルなヒーリングのBGMに使用されることになったのです。

カリフォルニア州オークランドの巨大なスタジアムで行われたブラッドショー氏のレクチャーと「ホームカミング瞑想」には何千人もの人々が集いました。参加者は医療スタッフが控える安全な環境の中、ガイド瞑想を通して子供時代の肯定的・否定的な記憶や感情に導かれました。初めて彼のような素晴らしい指導によるヒーリングを目の当たりにして、私は音楽とガイドイメジャリーが許しと解放の人生を創る強力なツールであることに気づいたのです。

しばらくして、ブラッドショーは出演したテレビ番組でも「家路」をBGMに流すようになりました。そのうちの有名なトーク番組の一つ「オプラ・ウィンフリー・ショー」では、彼のガイドのもと、オプラが子供時代のつらい記憶をさかのぼり、美しい涙を流しました。アフリカの女性のために教育と健康の助成基金を設けたり、ウーピー・ゴールドバーグと映画「カラーパープル」で力強い女性を演じたオプラが、そのような神聖な瞬間を番組を通して視聴者と分かち合ったのは、とても感動的でした。

ブラッドショーとの交流は、私の人生に多大な影響を与え、バーニー・シーゲル、ジョーン・ボリセンコ、アンドリュー・ワイル、ラリー・ドッシーなどのホリスティック医学界のスピーカーをサポートするべく、私は音楽の創造へのコミットを強めるようになりました。私は、最も強力な言葉である音楽に携われることに大きな誇りを感じています。

ジョン・ブラッドショーはこう言ってくれました。「『家路』は私のワークショップの参加者がインナーチャイルドにつながるのをサポートする単一の最も強力なリソースだ。私はコビアルカとその音楽に感謝したい」 (text / Daniel Kobialka)

Best of Kobialka Ⅱ（ダニエル・コビアルカによる『家路』を収録）