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世界最古のラグジュアリーブランドのひとつとして知られる英国王室御用達ジュエラー、Garrard(ガラード)。1735年の創業以来、確かなクラフトマンシップと豊かなデザイン力を基礎に、王室や貴族のために数々の宝飾品を制作してきた。 英国王室の重要なシンボルともいえる「戴冠用宝飾(クラウン・ジュエル)」や王位の象徴である「王位戴冠装身具(リゲリア)」、皇后陛下および王室のプライベートコレクション、ロンドン塔のジュエルハウスに展示されている伝説的な宝飾品の管理、保全などを150年もの長きにわたって行っている。ガラード1843年には、ヴィクトリア女王より英国王室に仕える王冠宝飾職人“クラウン・ジュエラー”の称号を授与され、以降、歴代の英国国王の王冠やティアラの制作を一手に引き受けてきた。現在、エリザベス女王によってその称号を授けられ、責任ある役目を担っているのが、“クラウン・ジュエラー”デビッド V トーマス氏。「非常に責任は重く、要求されることも大きい。高価な王冠を取り出して女王陛下のもとに運ぶので、“緊張しないのか”とよく聞かれますが、それが私の仕事ですので」。1838年にガラードが制作した王冠から、1415年にヘンリー5世が入手した世界で二番目に大きいダイヤを外すという作業もしたという彼。まさに、英国で最も重要な職のひとつについた、最も高い地位にある宝石職人だ。

ガラード「私の生活はガラード中心に回っています。ブランドをサポートするために生きているし、私の持っている知識と経験を、お店にいらした方々に披露するのも重要な役目だと感じています。もちろん、クラウン・ジュエラーとしての役目が最優先されますから、必要があればその時にやっていることすべてを投げ出さなければならないこともあります。でも、世界で最も素晴らしい宝石の数々に触れることができるのですから、宝石職人としてこれ以上は望めないほどの栄誉です」 クラウン・ジュエラーという職は、王室と300年もの長い間深く関わってきたブランドが持つ“責任”を意味するのだとトーマス氏。そんな“ハウス・オブ・クラウン・ジュエラー”ガラードの伝統と誇りが凝縮しているのが2006年秋に発表された「リーガル コレクション」だ。長きに渡って制作してきた英国王室のための「クラウン(王冠)」や「セプター(王笏)」をモチーフに作られたもの。美しく存在感のある宝石と威厳あるデザインが融合したこのコレクションの背景には、ガラードの精神を象徴する「Historic」「Majestic」「Treasure」という3つのキーワードが込められているという。

(写真)デヴィッド V トーマス氏:英国が誇る王冠宝飾職人“クラウン・ジュエラー”デビッド V トーマス氏。この職は、1991年に女王陛下から個人的に授けられた。「ガラードにクラウン・ジュエラー候補者として入ったのが1996年のこと。もちろん任命されれば嬉しいです、可能性が示唆されただけでも光栄なことでした。まるでオスカーノミネーションのようなものですからね。正式に任命されるということはさらにボーナスをいただくような名誉あることでした」。10月に来日した際には、プリンス・オブ・ウェールズの紋章である三本の羽を象ったアンティーク・ピンを身に着けていた彼。「プレゼントですが、贈り主は内緒。ご想像にお任せします」とのこと。

ガラード(写真右)『リーガル ルビーイヤリング』セプターをモチーフにしたルビーのイヤリング。英国王室御用達ならではの技と品格が漂う逸品。¥15,000,000 『リーガル リング』ジェムの色が鮮やかなリーガル コレクションのリング。ダイアナ妃の婚約指輪、エドワード王子の婚約&結婚指輪も手がけてきたガラードならではの、トラディションとコンテンポラリーを融合した逸品。(画像左より)¥6,200,000、¥19,000,000、¥73,000,000

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