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“独自の人生を歩む人にぴったりなウェアをつくること、着るもので自分の個性を表現する人々に合うウェアを創造する”。そんな使命を自らに課し、27年にもわたり、世界の流行を牽引し続けてきたディーゼル。デニムを軸にしたカジュアル・アイテムに定評のあるファッション・ブランドだが、ここ数年はディーゼルらしさをキープしつつ、単なるカジュアル・ブランドとは一線を画す、オリジナリティ溢れる進化を続けている。

“女性も男性もセクシーに”というディーゼル哲学はそのままに、定番であるピンク、パープル、グリーンといったヴィヴィッドカラーを使ったカジュアル・アイテムに加え、デザイン、素材ともにぐっとシックに、ワンランク上のプレステージアイテムが登場してきているのだ。

その流れが顕著になってきたのが、NYコレクション参加2回目となる2006年春夏コレクション。40年代のアメリカン・グラマーと日本のエキゾチシズムの融合をテーマに、古き良きハリウッド俳優・女優のイメージと、和のテイストを大胆に表現。ミリタリー風のアイテム、着物からインスパイアされたプリント素材やディテールが、ディーゼルらしい遊び心を満喫させてくれる。もちろん、得意のデニムにも注目したい。veritaからの2006年春夏おすすめは、深いインディゴのクロップドパンツやカッティングの美しいスカート。アクティヴに、フェミニンにと、楽しみ方は自由自在だ。

ディーゼルまた、おしゃれを完成させるスパイスとして欠かせない小物が充実しているのも見逃せない。人気のハイヒールや、ウォッシュされたレザーと金具が“クール”な完売必至のキー・アイテム、“ルーベンス・バッグ”など。新作は1月後半から店頭に並び始めるとのことなので、ぜひ早めのチェックをお忘れなく。

独自の企業理念に基づいて、若いアーティストの育成、ホテル経営、ワイン作りなど、さまざまなスタイルでその世界観を積極的に表現しているディーゼル。創始者兼社長レンツォ・ロッソの自由なスピリットを存分に感じさせながら、これまで以上に、年代を問わない広がりのあるおしゃれを提案し始めたこのブランドから、今後も益々、目が離せそうにない。

ディーゼルディーゼル text / jun makiguchi

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