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沖縄の味とジャスの調べ。オーナーのこだわりが融合した、大人のためのとっておきの店が、東京・西麻布に佇んでいる。キャンドルライトに照らされた空間がなんとも居心地の良い、 A-SIGN BAR 。「 A-SIGN 」とは、米軍の基準をクリアした飲食店に与えられる APPROVAL (=許可)のこと。 店内には、「 A 」の文字が印象的に浮かび上がっている。

沖縄テイストが自慢の店だが、よくある沖縄料理の店とは違い、インテリアはシンプルで都会的。おしゃれな空間で、本格的な沖縄郷土の味が楽しめるというわけだ。特に泡盛の品揃えは都内でも有数。地元の大小47の酒造所から、本島でも入手困難と言われる銘柄を含む数々の味を取り寄せている。特におすすめなのが、伊良部島の幻の酒、アルコール度数30度という豊見親(トゥユミヤァ/\\940)。口に含むとふわっと広がるフルーティな香りとまろやかな甘さは初めての味わいだ。

A-SIGN BAR

泡盛を使ったオリジナル・カクテルは女性におすすめ。やいまサワー(\\1,050)は、八重山産のパッションフルーツジュースと銘酒・八重泉の絶妙なハーモニー。泡盛=くせのあるお酒という先入観を覆すさわやかな味は、思わずお代わりしたくなる。沖縄出身のスタッフが、試行錯誤を重ねた結果誕生したという果実酒も人気。レモン、パッションフルーツといった素材も人気だが、コーヒー豆を漬け込んだというユニークな味もぜひトライしたい。

(写真左)しっかり厚切りのゴーヤは、苦味と歯ごたえが絶妙。泡盛との相性も、もちろんばっちり。料理は、すべて沖縄のレシピをベースにして、東京流にアレンジしてあるので、どれも馴染みやすい。 (写真右)もともと地元だけで楽しまれていた泡盛は、あまり外に紹介されることが少なかったという沖縄ならではのお酒。伊良部島の幻の酒、豊見親も他ではなかなか味わえない味。泡盛はクセがあるので苦手…という人にこそお奨めしたいのが、フルーティなやいまサワー。沖縄の海をイメージしたというブルーが印象的なカクテル。素朴な質感の琉球ガラスのタンブラーで。

もちろん、料理も沖縄流。しっかり食事をしたい夜には、苦味が効いた定番のゴーヤチャンプルー(\\940)、冷やし沖縄そばの豆腐和えゴマサラダ(\\1,050)などを。お酒のおつまみには、琉球宮廷料理の最高珍味と言われるトウフヨウ(\\630)で、チーズのように濃厚な味わいを楽しむのもいい。仕事帰りに、そして、食事の後に、とシチュエーションを選ばないA-SIGN BAR。キャンドルライトのもとで特別な人と…といった特別な夜にも、ぜひ。

photo / yosuke omura  text / jun makiguchi

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西麻布「A-SIGN BAR」

『大停電の夜に』

監督:源孝志 出演:豊川悦司 / 田口トモロヲ / 原田知世 / 吉川晃司 / 寺島しのぶ / 井川遥 / 阿部力 / 本郷奏多 / 香椎由宇 / 田畑智子 / 淡島千景 / 宇津井健 配給:アスミック・エース ©「大停電の夜に」フィルムパートナーズ

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A-SIGN BARA-SIGN BAR エーサインバー

住所:東京都港区西麻布3-20-13 木村ビルB1F
Tel:03-3479-9333
営業時間:月〜土/ 19:00〜翌3:00(ラストオーダー翌2:00)
定休日:月曜日