日仏コラボ料理,ベージュ アラン・デュカス 東京
シャネルとグループ・アランデュカスによる銀座のフランス料理レストラン「ベージュ アラン・デュカス 東京」。昨年に続き、シェフであるジェローム・ラクレソニエールと日本の料理人たちとのコラボレーション「ランデヴー〜日本料理名店との饗宴(Les Rendez-vous culinaires japonais)」が、6月10日より開催される。



(トップ画像)「美山荘」四代目主人の中東久人さん(左)と「ベージュ アラン・デュカス 東京」のシェフ、ジェローム・ラクレソニエールさん(右)

今年参加する日本の料理人は、フランスと金沢での修行を経て独自の「摘草料理」を生み出す京都「美山荘」四代目主人の中東久人、ピザ用の石釜を使うなど大胆で繊細な料理と活気が好評の京都「祇園さゝ木」の佐々木浩、そして国際的にも活躍する金沢「銭屋」の高木慎一朗、それぞれ日本料理の伝統と歴史を尊重しながら革新を続ける3人だ。

日仏コラボ料理,ベージュ アラン・デュカス 東京

彼らはそれぞれの期間中厨房に立ち、ジェローム・ラクレソニエールと共に日本料理とフランス料理の融合を1つのメニューの中で構成。完成した特別コースメニューを各回、昼・夜5日間提供する。

“伝統”は絶えざる“革新”がなくては生まれない。確たるルーツを持ち合わせた気鋭の料理人たちが素材の品質を大切に、創造力、リスクを恐れない精神から生み出す『革新の一皿』をぜひご賞味あれ。

■「ランデヴー〜日本料理名店との饗宴(Les Rendez-vous culinaires japonais)」 開催日程:下記参照 *期間中は特別コースのみ 開催場所:「」東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング10階 Tel:03-5159-5500 Fax:03-5159-5501 価格:ランチ ¥17,000(税込み) 飲み物別 ディナー ¥35,000(税込み)共にドリンク、サービス料別

<第一回 『
美山荘』 中東久人氏 6月10日(水)〜14日(日)> 1969年、京都の奥山、花背の里の料理旅館「美山荘」に生まれる。19歳より24歳までの6年間、「ルイ・キャーンズ」をはじめ、フランスで星をもつ3つのレストランでギャルソンとして給仕を務める。1993年に帰国。金沢の料亭にて日本料理の料理人となるために修行に入る。3年後、「美山荘」の四代目主人に。以降、京都・花背の里の「美山荘」を守りながらも、北海道・洞爺湖への出店をはじめ、新たな日本料理の店もプロデュース。また、有田焼窯元で“和”の器のプロダクトデザインをはじめるなど、さまざまな角度から日本料理への可能性を探求している。

<第二回 『祇園さゝ木』 佐々木浩氏 8月16日(日)〜20日(木)> 1961年、奈良県に祖父、父ともに料理人の家系に生まれる。高校卒業後、滋賀の割烹旅館、京都の数軒の店で修業をしたのち、27歳で京都・先斗町の料亭「ふじ田」の料理長に。96年、「祇園さゝ木」を祇園町北側にオープン。料理の味はもちろん、店全体に溢れる活気を求めて全国から客が訪れる。京都でもっとも勢いのある料理人の一人。

<第三回 『銭屋』 高木慎一朗氏 11月11日(水)〜15日(日)> 1970年、金沢市に生まれる。銭屋二代目主人、代表取締役社長。86年交換学生としてNYの高校に一年遊学。大学卒業後、京都吉兆へ修行に入る。その後、銭屋に戻り二代目主人となる。2007年NY総領事公邸にて晩餐会の料理を担当、食器は全て持参するも食材の一切をNYで仕入れて、加賀料理を提供し好評を得る。毎日市場に通い仕入れして調理場に立ち続けながら、石川の食文化を世界に発信するために内外で広く活動を続ける。