今年人気のターコイズ・ジュエリー。アジア人の肌色に映える、鮮やかなブルーと、石が持つ素朴な質感が大きな魅力だ。夏に楽しむなら、存在感のある大ぶりなものを、シンプルなシャツやタンクトップに合わせるスタイルがveritaからの提案。 個性的なデザインがお望みなら、インディアン・ジュエリーから選ぶのがお勧めだ。

下北沢にあるインディアン＆ウエスタンショップ「Daddy Bear」には、ターコイズを使ったものはもちろん、自然素材のインディアン・ジュエリーが揃う。芳しい木の香りが漂う店内には、ホピ、ナバホ、ズニ、サントドミンゴと、部族ごとの違いを静かに主張している、個性的なネックレスやブレスレットが所狭しと並んでいる。そして、嬉しいのが1000円台からという手ごろなプライス。かなり手の込んだジュエリーでも、3、4万円台で見つけられる。

(写真右):ダディさんが、アメリカで買い付けてきたインディアン・ジュエリー。ホピ、ナバホ、ズニ、サントドミンゴと４種族の特徴あるデザインが並ぶ。

「もともとは、インディアンたちが日常の中で身につけていたもの。日本では、現地でそれほど有名でないデザイナーやブランドのものでも、高い値段がつけられているけれど、もっと気軽に親しんでもらいたいので、うちは低価格にしているんです」と、オーナーのダディさん。オーナー自らが、アメリカから直接買い付けてくることも、納得できる価格の秘密だ。

(写真左):「インディアンとカウボーイの文化は、切り離せない。一緒にあるのが自然」というダディさんの思いから、「Daddy Bear」にはウエスタン・アイテムも豊富。オーナーのこだわりによって揃えられたアイテムがいっぱいだ。だが、敷居の高い店ではないのでご安心を。もちろん、商品について質問があれば、ダディさんが丁寧に教えてくれるので、ぜひ気軽に！

さらに、この店の一番人気ともいえるアイテムが、色、素材などを自分で選んでオーダーできるインディアン・モカシン。スタイルは全７タイプ。カラフルな色の組み合わせも好み通りに思いのままだ。「オーダーする人の個性が見えて楽しいですよ」とダディさん。16000円〜26000円という驚きの価格も嬉しい。月に24、5足の注文があるそうだが、その80％が女性とか。注文から4週間後、自分だけのモカシンを手にし大満足した結果、スタイル違い、色違いで再オーダーするリピーターも多いという。

そんなモカシンをオーダーできるのは都内ではここだけ。同じ素材見本、色見本から、ハンドバッグを作ることも可能だ。 目にも楽しい商品を前に、ついつい長居したくなる「Daddy Bear」。ここで、夏のおしゃれを一段とワクワクさせてくれる、あなただけのお気に入りアイテムを見つけてみてはいかがだろうか。

(写真左上):モカシンと同じ見本から、素材、色、組み合わせ、ビーズの模様を選んでオーダーできるキュートなバッグ。ストラップの長さは調節可能。価格は5000円〜。 (写真右上):カラフルな革の色見本。素材は、スウェード、ヌバック、べロア革、シカ革の４種。モカシンやバッグをオーダーする際、ここから自分らしい色、組み合わせを選ぶ。考えすぎず、自分の感覚を信じるのがコツ！ (写真左下):自分だけのモカシンをオーダーメイドできる幸せ。ロング、ミドル、ショートなど、デザインの違う７タイプから、好みのスタイルをチョイス。16000〜22000円という親切価格が嬉しい。 (写真右下):これから、秋冬にかけて大活躍してくれそうな、個性的なモカシンブーツ。こちらも、もちろんカスタム・メイドが可能。モカシンや、バッグ同様、メンテナンスもお願いできる。24000〜26000円。

photo / pawel jaszczuk　text / june makiguchi