東京湾アクアラインを使えば、都心から車で約60分。高速を下りて国道に入り、5分ほど走ると「富津ブリストルヒル」のゲートが現れる。センサーが車を感知し、重厚なゲートがゆっくりと開く。なんだか海外の映画に出てくるお金持ちの屋敷の玄関みたい……そう思ってしまってもあながち間違いではない。 ここはゲーティッド・ゴルフコミュニティ。ゴルフコースの中に住宅地を整備したゴルフソサエティなのだ。 日本で初めてのゲーティッド・ゴルフコミュニティ

ゲーティッド・コミュニティとは、地域を塀などで囲んで出入りする者を制限する住宅地のこと。なかでも、プライベートゴルフコースを持つゲーティッド・ゴルフコミュニティは欧米の富裕層に人気があり、アメリカには2000を超すコミュニティがあるといわれている。2009年10月、富津ブリストルヒルは日本初の本格的なゲーティッド・ゴルフコミュニティとして誕生。フェアウェイフロントの分譲地を国内ではじめて実現させた。コミュニティの総合プロデュースを担当したのはデザインプロデューサー・後藤陽次郎。「自然との共生」をコンセプトにした敷地内は、そこで暮らす人のためのインフラ設備を完備しながらも美しい景観を重視し、電線などはすべて地下に埋没。フェアウェイフロントに沿ってレイアウトされた宅地内に建てるレジデンスはすべて注文建築。指定された有名建築家の中からひとりを選んで自分だけの一軒を建てることができる。

大自然に抱かれた、戦略性の高い全18ホール

ゴルフコースのデザインは、リゾートゴルフコース設計の第一人者であるロドニー・ライトによるもの。起伏に富んだ全18ホールは谷越えなどが含まれた戦略性の高いコースで、何度プレーしても飽きることがない。トウキョウサンショウウオが生息する明賀の堰や四季に染まる木々など、プレー中も目を奪われてしまいそうな美しい自然が常にそばにある。 また、富津ブリストルヒルのもう1つの自慢は、クラブハウスのレストラン「AWkitchen 22」。青山や丸の内の「AWkithen」と同じく、手打ちパスタや全国の契約農家から取り寄せた旬の野菜を使った料理が人気だ。ほかにスパやプールの施設もあり、ホテルライクな生活を満喫できるのがうれしい。

クラブゲストとして、コミュニティライフを疑似体験 フェアウェイフロントのレジデンスに住み、マイカートに乗って好きなときに自由なプレーを愉しむ。夢のような生活だけれど、ちょっとハードルが高い――そんな人もご安心を。富津ブリストルヒルズ内のゴルフコース「ブリストルヒル ゴルフクラブ」は、コミュニティが完全プライベート化されるまでの期間限定でクラブゲストを受け入れていて、実際に多くのゲストが日帰りでプレーを楽しんでいる。現在のところ、ゲートクローズは2011年の秋の予定。ホームページからクラブゲスト登録をして、今のうちに究極のゴルフリゾートを体験してほしい。

photo / ichiro miyahara

information


ブリストルヒル ゴルフクラブ

Tel:0439-80-6180
群馬県安中市安中5853
千葉県富津市亀沢619
18ホール/6,947ヤード/パー72
ゲストプレー料金(2010年1月3日まで)/平日¥12,000(食事&ロゴ入りゴルフボール1ダース付き)、土・日・祝¥22,000(食事&ロゴ入りゴルフボール1ダース付き)
アクセス/館山自動車道富津中央I.C.から約3km
JR内房線佐貫町駅からタクシーで約10分。