多くの女性は日焼け止め製品を選ぶときに最も重視するポイントとして、「UVB」の防御効果を示すSPF値を選んだのに対して、「UVA」の防御効果を示すPA分類を目安にしている人が極めて少ないという結果が。実は、「UVA」こそが地表に届く紫外線の約95％を占めており、メラニン生成を進行させ、シミなど、肌を黒くする作用があるのはもちろんのこと、皮膚の真皮にまで達し、コラーゲンやエラスチンなどの結合組織にダメージを与えて肌のハリを失わせ、シワやたるみなど、肌の老化の原因にもなるのだ。PAはProtection Grade of UVAの略で「PA+」「PA++」「PA+++」の3段階に分けられており、+の数が多いほどUVAを防ぐ効果が高くなる。このPA分類とSPF値の防御レベルが最適なバランスであることが紫外線カットの要なのだ。

（写真左）シュウ ウエムラ UV アーマー サンプロテクター　（写真右）ラ ロッシュ ポゼ アンテリオス XL フリュイド

これから日焼け止めを買うときはSPF値だけでなく、PA分類にもご注目を。ちなみに日本ロレアルでは2011年から順次、UVAとUVBの両方をバランスよく防御する基準に満たした製品のみに使用が認められる「UVAロゴ」を主要ブランドで採用。すでに「シュウ ウエムラ」や「ラ ロッシュ ポゼ」などの日焼け止め製品でも表示されている。

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