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注目のアーティスト、山口智子による3年ぶり4回目の個展“一緒にしたり、別々にしたり”が6月17日(金)から7月9日(土)にかけて、ラ・ガルリ・デ・ナカムラにて開催される。
YUKIの「メランコリニスタ」や、BEAMS records「cappuccino」のCDジャケットの絵を手がけた作家といえばピンとくる人も多いはず。彼女の描く少女たちのとらえどころのない表情や仕草、危うい可笑しみに満ちたシチュエーションは、見るものの心を惹きつけて離さない。なかでも代表的なペインティング「白いパンツ姿の女の子」シリーズでは、物語を秘めたような裸の少女たちの佇まいや何かを語りかけてくるような強い瞳についひきこまれ「みつめ、みつめられる」という感覚にしばし時を忘れそうになってしまう。

展示タイトル“一緒にしたり、別々にしたり”は「気がつかない事に気がつきたい」現在の彼女の心情を表したものだそう。無邪気な生の匂いに溢れた視点をもっているからこそ、彼女の絵はこんなにも魅力的なのだろう。 さらに展示の一環として、彼女が近年書きためた詩を収録したZINE「千年さん(ちとせさん)」も発表予定。会期中、ギャラリーでの限定販売も予定されているので、この機会にぜひ足を運んでみては。

山口智子“一緒にしたり、別々にしたり”
会期:6月17日(金)~7月9日(土)12:00-18:00  日・月曜日休廊
会場:ラ・ガルリ・デ・ナカムラ 1F、メザニン(中2階) 
東京都新宿区早稲田鶴巻町574番地 富陽ビル
Tel:03-3268-3309