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若干25歳にして、スペインを代表する女性シンガー・ソング・ライターとなったロシアン・レッド。10月25日には、東京 代官山UNITで彼女のスペシャル・ショウケースが開催される。今回は、そんな彼女の世界デビューとなる新作アルバムの全貌に迫ってみたい。

世界デビューとなる新作「フエルテベントゥーラより愛をこめて」は、スペイン総合チャートで2位を記録。その実力は、彼女の噂を聞きつけたコールドプレイのクリス・マーティンが、BBK Live フェスティヴァルでのショウにかけつけたという逸話を持つほど。まさに今、世界中でもっとも注目されているアーティストだ。

今回のアルバム制作に迎えられたプロデューサーは、ベル&セバスチャンやモグワイ等のプロデュースも手がけるトニー・ドゥーガン。ベル&セバスチャンより、スティービー・ジャクソン、リチャード・コルバーン、ミック・クック、ボビー・ギルディアといった優れたミュージシャンが招かれ、グラスゴーにて制作された。アルバムの幕開けとなる「Everyday Everynight」を一聴すれば、50年代~60年代のシンプルでありながら力強く、大きな部屋でリバーブが鳴るような大らかさに、このアルバムが貫かれていることが分かるはず。アルバムからの1stシングルとなるのは3曲目「I Hate You But I Love You」。ノスタルジーと新しさが混在した、音楽でしか表現できないフィーリングへの飽くなき探求が顕著に表れた一曲だ。そして12曲目の「Cigarettes Revisited」は、これまでスペインで愛されてきた彼女の前作からの代表曲を、今作のために録音しなおしたもの。マスタリングは、ジョン・レノンの楽曲も手がけてきた名エンジニア=グレッグ・カルビによってニューヨークで行われている。

メランコリックな感情から、カラッと楽観的なポップさ、ミステリアスかと思えばユーモア溢れる世界を覗かせるその音楽は表情豊か。現在20ヵ国でデビューが決定している彼女の日本版CDの発売は12月7日を予定している。まずは、10月25日のライブでその実力の程を実際に体感してみては。彼女のトレードマークでもある深紅のルージュと純白な歌声に、一瞬で恋に落ちてしまうはず。


日本デビュー・アルバム「フエルテベントゥーラより愛をこめて」/RUSSIAN RED “FUERTEVENTURA”
発売日:国内盤 2011年12月7日(ボーナス・トラック6曲追加)
    iTunes/mora 発売中(ボーナス・トラック1曲追加)

スペシャル・ショウケース
日時:10月25日(火)OPEN 18:30/START 19:30
会場:代官山UNIT
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■お問い合わせ:クリエイティブマン 03-3462-6969