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年間の晴天率300日。平均気温は25度。快適な気候で知られるゴールドコーストには、その雄大な自然を生かした刺激的なアクティビティを求めて、世界中から多くの観光客がやってくる。海、山、森、林、川、湖、そして街中でも。どこで、どんな楽しみを満喫するかはあなた次第。でも、迷ってしまって決められないというあなたには、veritaおすすめのこんなアクティビティはいかが? vol03_ttl2013-05-28_190738

その名が示すとおり、ゴールドコーストの自慢は70kmにも渡って伸びる美しい海岸線。そこに沿って広がる白い砂浜は、世界有数のビーチリゾートとして、各国からの観光客で賑わっている。そんなゴールドコーストに来たならば、マリンスポーツ、海水浴を存分に楽しみたい。そんな時に利用したいのが、ビーチクラブだ。
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海の家が立ち並ぶ日本のビーチとは違い、海外ではロッカーや更衣室もなく、シャワー・トイレは公共のもののみ。しかも「パラソルやチェアを借りたり、アクティビティに参加したりするのには言葉が……」と、安全面、衛生面、快適性で、観光客にとって心配なことも。そこで、せっかくだからもっと海を堪能したいという日本人の声に応えて、ゴールドコースト観光局がオープンさせたのが「ゴールドコースト・ビーチクラブ」。ライフセーバーのいる安全、清潔、快適な場で海を満喫して欲しいという思いから生まれた。

2013-05-28_191120これは、地元で有名な会員制ビーチクラブ「ノースクリフ・サーフ・クラブ」の会員特典を無料で利用できる日本人向けの特別サービス。シャワーや更衣室はもちろん、オーシャンビューのレストラン(食事、ドリンクは各自支払い)などのプライベートな施設が利用可能。ビーチテントやパラソル、バレーボールやフリスビーなどの遊具、サンスクリーンの貸し出しもしてくれる。

さらに嬉しいのが、オーストラリアのアイコンであり、トップアスリートとしても国内で尊敬と羨望、人気を集めるライフセーバーと交流できる点。このクラブは、ライフセービングの世界大会覇者を何人も送り出してきた名クラブ。ここに所属する現世界チャンピオンのシャノン・エクステインほか、有名ライフセーバーたちと記念撮影をしたり、一緒に砂浜を歩いたりするチャンスもある。


2013-05-28_191149また別料金で、初心者向けのサーフィン、ブギーボードの日本語レッスンも受講可能。タオルレンタル(AU$10)も行っていて、至れり尽くせりだ。

利用方法は簡単。キャンペーンツアーの参加者なら、現地到着後に受け取るビーチクラブ・メンバーシップカードと申込書をビーチクラブのインフォメーションデスクがある“ビーチハット”に提示するだけ。運営は毎日8:30~16:00。この時間内なら日本人スタッフが常駐しているので、より楽しいビーチライフの過ごし方について何でも相談できるので安心だ。

日本人向けのこの「ゴールドコースト・ビーチクラブ」は4月までの期間限定。サーファーズパラダイスの南、徒歩20分ほどにあるクラブへは、期間中、市内の主要ホテルから無料シャトルバスを運行。このサービスの登場で、ますますゴールドコーストでの楽しみが広がりそうだ。

Gold Coast Beach Club

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2013-05-28_191307ゴールドコーストの新名所といえば、地上80階の高さを誇る「Q1」。高さ322.5m。住居タワーとしては世界一クラスの建築だ。「Q1 リゾート&スパ」も備えているので宿泊も可能。77階、78階部分の展望台「Qデッキ」へは、宿泊者でなくても登ることができる。 海沿いに建つQ1の自慢は、海も街も遠くまで見渡せる360度の眺望。オーシャンビュー、シティビューも思いのまま。朝、昼、夜と刻々と表情を変えていくゴールドコーストの景色が手に取るように楽しめる。運が良ければ海にやってくるクジラたちを観ることもできるという(ピークは8月~10月)。 実はここ、夜景と夕日を見られる絶景スポットでもある。息も止まるような美しいサンセットの後は、陽が落ちてからのほんの数分だけ訪れるファンタジックな光が魅力のマジックアワー。

そして、夜の帳が下りれば、そこは漆黒の世界にまるで宝石をちりばめたような夜景にと、いつまで眺めていても飽きることがない。また、展望階である77Fには、カフェ&バー「Qバー」が。夜になるとおしゃれをした人々が、とびきりの夜景を見ながらドリンク片手におしゃべりを楽しむ。
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人気は、シグネチャーカクテルのマイルハイ(AU$16)。マンダリンにウォッカ、パッションフルーツ、レッドグレープフルーツジュースなどが入った爽やかなドリンク。ひとくちで、口いっぱいにオレンジの味と香りが甘酸っぱさとともにふわりと広がり、華やかな気分を効果的に演出してくれる。絶景とともに、ぜひお試しあれ。

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(photo / shiori kawamoto, text / june makiguchi)