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世界で最も注目された日本人写真家のひとりで写真界の巨匠・故植田正治。今年2013年は、植田の生誕100周年にあたる。 生地である鳥取県の「植田正治写真美術館」では、4月から11月まで3回にわたる特別企画展が開催されており、期間中は、特別企画展のほか、ワークショップ、フォトコンテストなどのイベントも予定されている。

上:シリーズ「砂丘モード」より1983年 

7月13日(土)からは特別企画展の第2弾「植田正治生誕100年特別企画展 SHOJI UEDA : DUNES」がスタートしており、植田がこよなく愛した「砂丘」をキーワードに、演出写真やファッション写真を紹介し、あらためて「植田ワールド」の魅力に迫る。
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左:「砂丘人物」1950円 右:シリーズ「砂丘モード」より1983年

広大な空間にヒトやモノをまるでオブジェのように配した植田独自のスタイルは、国内外で高く評価されており、写真誕生の地フランスで日本語表記のまま「Ueda-cho(植田調)」という言葉で紹介されている。時代を超える傑作、モノクロームのプリントに写された、シンプルでありながら、見る者を一瞬で異世界へと誘う求心力を垣間みたい。


■「植田正治生誕100年特別企画展 SHOJI UEDA : DUNES」
会期:7月13日(土)~9月29日(日)※火曜は休館日
植田正治写真美術館
http://shojiueda.jp/