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働く女性のワードローブであるスーツ。知的で成熟した女性が凛としてスーツを美しく着こなしている姿は、誰がみても憧れるもの。スーツを美しく着こなすためには、自分の体型に合わせたぴったりのサイズを選ぶことが肝心。既製品で袖丈を最適なサイズにお直しすることもできるが、より自分らしさを表現できるワードローブを望むなら、やはりオーダーメイドにまさるものはない。


ストレスフリーな着心地だけでなく、生地、スタイルにはじまり、ボタン、裏地、襟型、袖口、ポケットといったディテールに至るまで、こだわりを尽くした一着を手にする満足感は格別。「世界にひとつだけの自分至上のマスターピース(最高傑作)を手に入れてみたい。」そう思うならば、服の購入の選択肢のひとつにオーダーメイドを加えてみたい。

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hanabishi_sasi21935年の創業のオーダーメイド一筋の老舗 HANABISHI なら、メンズオーダーのモノづくりのノウハウをレディースに反映させた本格的なオーダーメイドスーツを作ることができる。すべて完全国内縫製で仕立て上げられた一着には定評があり、一度パターンを作って、スーツを買うことから、作ることへの楽しみを知ってしまえば、生地、ディテールの違いなどで、何度もリピートしてみたくなる。HANABISHIでは、ビジネススーツだけでなく、シャツやノーカラージャケット、パンツ、スカートだけを単品でオーダーすることもできる。「好みの丈のスカートがなかなか見つからない」という方はぜひ、HANABISHIのお店へ足を運んでみてほしい。

「オーダーメイドは、高価だ」という先入観がありがちだが、実際のHANABISHIのオーダーメイドスーツは、1着39,000円~と、既製品のスーツの価格帯と比べてもリーズナブルだ。HANABISHIは、国内5か所の自社工場をそれぞれのパーツに特化した専門性を持たせて分業し、相互に連携させることで効率的なオーダーメイドスーツの生産を可能にしている。年間13万着ものオーダーメイドスーツすべてを、裁断から縫製、仕上げまで一貫して自社で製造できる画期的なシステムだ。

では、クオリティはどうか。各工場には、その工場が受け持つパーツごとに専属の職人がいて、人の手による丁寧な仕事と、効率の高い機械による工場生産を組み合わせた独自のラインを持っている。これが、仕立てのクオリティは均一に保ちながらも、誰にでも手が届くリーズナブルな価格を実現する秘訣になっている。この画期的なシステムを、日本ではじめて導入したのがHANABISHI。これが業界内でオーダーメイドのパイオニアと呼ばれる由縁でもある。

hanabishi2それでも、オーダーメイドのお店は、やはり敷居が高いと思われがちだ。そこで今回、実際にレディーススーツのオーダーメイドを体験するために「HANABISHI 渋谷店」を訪れた。HANABISHIでは、女性のフィッター(オーダーメイドのプロ)が対応してくれるので不安も薄らぐはず。フィッターは自分のわがままを丁寧にヒアリングして、最適な一着をつくるのを手伝ってくれる。ちなみに、生地はイタリアからの高級ブランド生地の取り扱いから、HANABISHIオリジナルの生地まで揃い、そのラインナップは約300にも及ぶ。オケージョンや予算に合わせて、フィッターに生地の相談をするところからスーツづくりはスタート。細かなディテールは、お店で直接相談しながら決めていけるので、来店する前には、まずどんなシーンで着る服をつくりたいか、スタイルのイメージだけはある程度明確にしておこう。では、早速オーダーメイドの様子をレポート!
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3すべてを合わせると30,000通り以上にもなる膨大なパターン数の中から、自分好みの一着をつくり上げるためには、フィッターのガイドに従ってひとつひとつの要素を検討しながら決めていく。ジャケットのデザインとディテールを決めたら、次はボトムスへ。ボトムスは、ジャケットとのバランスも考えて丈を調整したりと、実際に作業を進めていくうちに、どんどん1/30,000の一着の青写真が出来上がってくる。セレクト・ディテールの段階では、ベストやスペアボトムなどオプションの有無、さらにラペル型やフロントカット型、ポケット型、ネーム入れ、ボタンの数や形に至るまで、さらに自分らしいオリジナリティをプラスすることができる。

今回は、ビジネスでもプライベートでも、フォーマルからビジネスカジュアルまで、一着あると便利なネイビーサマースーツをつくる。同じネイビーでも生地のテクスチャーや風合いによって仕上がりの印象が変わるのだが、夏らしく少し明るめの紺色をチョイスしてみた。セレクトディテールでは、ボタンやポケットの有無、取り付ける位置なども自由自在だ。どこにでも好きなところにポケットが付けられるので、内ポケットを付けてもらうことにして、その側にはネームを入れた。ネームは、漢字、ローマ字、数字も可能で、ニックネームやメッセージのようなものもOK。自分だけの秘密の暗号を入れるなんて楽しみも。

9865fe5e実際にオーダーメイドを体験して、一番悩んだところが、ジャケットの裏地だ。生地は夏場に最適なキュプラを選択したのだが、ジャケットの袖を折り返した時に裏地を見せるか、見せないか、また見せる場合は、裏地の柄と袖口に取り付けるボタンの意匠を検討するのだが、「こんなに選択肢があるの?」と嬉しい悲鳴。見本の生地の上に、さまざまな種類のボタンを乗せては、つい長考してしまうのだ。

ジャケットが決まったら、次はボトムス。パンツかスカートを選ぶ。スカートは、プリーツスタイルからフレア、タイト、マーメイドなどシルエットは、自分の好みで。今回は、フレアの少しひだの数を多めにしたフェミニンな印象のシルエットをチョイス。ここでウェストの締め具合も調整できる。 細部まで注文しつくして納得したらオーダー作業は終了だ。はじめから最後までフィッターによる丁寧に説明を受けながら、進められるので、専門的な知識は一切無用なのでご心配なく。しかし、これほど細かくわがままを聞いてもらっても、価格は変わらず、しかもたった3週間ほどで完成するのでコスパが高く感じられるのだ。

(写真左上)一度オーダーメイドをすれば、お店にパターンは記録されるので、次回からはそれを元に、より簡単にさらなる一着へとバリエーションの展開ができる。

こうして世界に一着だけのスーツが完成。“服を買う“から“服を作る“。その違いは、ものを慈しむ心のありようにも影響を与えそうだ。お気に入りの一着を長く愛用したい人なら、断然オーダーメイドをおすすめしたい。あなたもプロのフィッターと一緒に、自分にあったパターンを見つけて、自分だけの一着を作り上げてみてはいかがだろうか。

グリデカナ

HANABISHI 渋谷店

東京都渋谷区渋谷3-7-1 ヒラゼンビル
Tel:03-3486-8529
営業時間:10:30~19:30
定休日:水曜日
http://hanabishi-housei.co.jp/

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