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ブルガリ ホテルズ & リゾーツ・東京レストランのエグゼクティブシェフ、ルカ・ファンティン氏が、日本の食材のみを使い、四季をテーマにした料理32品のレシピと、それぞれの料理のインスピレーションの源がまとめられたフォト料理本『LA CUCINA DI LUCA FANTIN』(意味=ルカ・ファンティンの料理)が、9月12日(月)、アスリーヌ社より出版されることが発表された。

2年もの歳月をかけて製作された本書は、日本や日本の食材へのリスペクトを込めた、これまでのファンティン氏の料理の集大成と言える。季節ごとに章立てられた本書に収められた90点ものビジュアルからは、ファンティン氏のクリエイティブな料理のインスピレーションの原点となる、日本各地の美しい風景や、その土地に生きて、情熱を傾けながら作物を育む生産者の姿とともに、最良の食材を求めた氏の足跡を辿ることができる。
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9月12日にブルガリ銀座タワーで開かれた会見の中で、ファンティン氏は本書を製作するにあたっての想いを語った。「来日して7年になります。来日当初は、イタリアから輸入した食材も使いながら、コンテンポラリーなイタリア料理を表現しようと思っていましたが、そのうち新鮮な食材が持つフレーバーが足りないと気づきました。フレッシュで旬な食材を使うために、自分の料理のスタイルを大きく変える必要があることに気が付いたのです。それから日本産の食材でイタリア料理を作るということにフォーカスして、日本各地の生産者を訪ね歩く旅に出ました。実際に四季折々の風景が織り成す日本各地を歩いて、さまざまな食材を発見したり、生産者に出会うことができたことは非常に楽しい経験でした。」最後にファンティン氏は、本書を通して、「日本産の旬の食材でコンテンポラリーなイタリア料理を作るとこうなるといことを伝えたかった」と話した。

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左より中村孝則氏、 ルカ・ファンティン氏、 アンドレア・ペトリーニ氏、 シルヴィオ・ウルシーニ氏

また本書のイントロダクションを執筆し、会見に同席した世界的フードライターで料理評論家のアンドレア・ペトリ―二氏は、本書に寄せて次のようにコメントした。「日本に来てルカの料理は、ドラマティックに飛躍した。彼は元来、ミュージシャンのような料理家だと思います。食材ひとつひとつの内なる声を聞き、オーケストラの指揮者のように壮大な一皿をつむぎ出します。今回発刊された本書もそんな彼の表現のインスピレーションが詰まった素晴らしい一冊だと思います。しかし、これは彼にとってほんの通過点に過ぎないと私は思います。これから、彼がどれだけ日本人の感性に歩み寄っていけるかで、今後の彼の料理は大きく進化していくのではないでしょうか。本書は、料理本でありながら、そのカテゴリーを超えて、日本各地を探求するルカの旅行記でもあるでしょう。」

2014年11月には、イタリア料理のガイドブック「イデンティタ・ゴローゼ 2015」にて「最優秀シェフ賞」を受賞し、現代のイタリア料理最高のシェフと称せられるルカ・ファンティン氏のインスピレーションが詰まった本書は、日本語・英語で出版され、全世界のブルガリ ホテルズ & リゾーツのホテル、ASSOULINEの書店、世界主要都市の有名書店、ブルガリのオンラインショップ などで購入することができる。

『LA CUCINA DI LUCA FANTIN』
序文: シルヴィオ・ウルシーニ
前書き:中村孝則
イントロダクション:アンドレア・ペトリーニ
テキストおよびレシピ:ルカ・ファンティン
写真:アンドレア・ファザーリ、 池尻貴重
サイズ:10.5x15インチ-27x38cm
画像:90点
仕様:ハードカバー、 スリップケース
ISBN:9781614285243
価格:15,000円(税抜)

■お問い合わせ先:ブルガリ ホテルズ & リゾーツ・東京レストラン Tel:03-6362-0555
http://www.bulgarihotels.com/ja_JP/