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スイス発のファッションブランド BALLY(バリー)が、2019年春に開始した山岳環境の保全活動”Peak Outlook”プロジェクトの新たな取り組みと、 同プログラムを強化するためのバリーPeak Outlook財団を設立することを発表した。

この財団は、バリーの山岳環境保全に向けた長期的な取り組みを推し進めるために設立されるもので、明確な目標を持った、地域社会主導型の活動を通して、 気候変動や観光公害による悪影響から世界の極限環境を守ることに貢献するものだ。

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バリーと山との深い絆は、20世紀にスイスの登山家が世界最高峰級の山々に挑んだ際、ブランドに脈々と伝わるパイオニア精神に基づいて資金を提供したことに端を発しており、バリーは同様の精神で、オリンピックのスイス代表チームの支援も行ってきた。そして、東京で開催される第32回オリンピックではスポーツクライミングが正式種目となることを祝して、バリーPeak Outlook財団は、エベレストをはじめとするヒマラヤの山々だけでなく、世界中で危機に瀕する他の有名な山々の環境をも救うために、日本の富士山の到達困難な高度エリアにおける清掃登山活動をも支援する。

この発表に際して、バリー CEOのニコラ・ジロットは次のように語る。「ブランドは目的を持って先頭に立つ必要があります。山岳地帯の生活様式を原点とするバリーでは、ブランドと山との強い絆を、観光公害や地球温暖化が極限環境に及ぼす影響について、人々の認識を高めることに役立てたいと考えています。バリーでは昨年、Peak Outlook清掃プロジェクトをエベレストで始動しましたが、今年は、同プロジェクトのプログラムを拡大し、専用の財団を設立して強化を図ることを決定しました。これにより、私達の力と資源を世界中で、山の景観を守るために活動する地域住民の支援のために役立てることが可能となります。この長期的ミッションは、まだ始まったばかりです。」

■BALLY www.bally.jp