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コロナ禍でにわかに注目を集めている都心のハイエンドなホテルでのステイケーションプラン。昨年に続き今年も多彩な展開を見せている。”ステイケーション”とは、滞在を意味する”ステイ”と、休暇を意味する”バケーション”の造語で、長距離旅行のバケーションスタイルではなく、自宅近くのホテルに滞在して非日常を味わうスタイルだ。

FD_02 (写真)ワークショップ会場となった2階の「梅」。
内堀通りに面した窓のある開放的な空間。
東京・丸の内のパレスホテル東京は、都心にあって皇居外苑の豊かな緑と水辺の景色に恵まれたラグジュアリーホテル。同ホテルは、日本舞踊家で子供舞踊塾代表の有馬和歌子氏 (坂東寛⼗胤)とコラボレーションして、3歳〜12歳のお子様とそのご家族を対象に、同氏による日本舞踊体験プログラム付き1泊2日の宿泊(朝食付き)プランを、8月21日(土)限定で開催した。バルコニー付の客室でファミリーでのホテル滞在を楽しみながら、お子様たちは正座やご挨拶、歩き方やうちわ作りなど、日本舞踊を通して日本の伝統文化に触れるワークショップに参加。お子様はお預かりスタイルで、保護者はホテルのスパやラウンジでアフタヌーンティーを楽しむなど束の間の夏休みを満喫できる。"家族の絆が深まる夏"を演出する新しいスタイルの宿泊プランとして、同ホテルでも初の試みとなった。

ホテル担当者は「東京オリンピックの開催をきっかけに、日本国内の方々も改めて日本の伝統文化の魅力を認識する流れがあると思います。1961年の開業以来50年以上の歴史を持つパレスホテル東京としても、日本舞踊に触れたことがないお子様たちに、気軽に日本の伝統文化体験をしていただける機会があればという想いから、今回の企画の実現に至りました」と話す。
1417fe18(写真)うちわ作りのワークショップでは、日本の文様など伝統的なモチーフをクーピーなどで自由に絵を描いた。

同プランは定員数を絞った限定開催となったが、当日は6名の子どもたちが集まり、チェックイン後2時間のワークショップに参加。子どもたちは一人ずつ浴衣を着つけてもらい、気持ちも引き締まったところで、正座、美しい姿勢でのごあいさつを学んだ。そして、日本舞踊の基本である歩き方(すり足)を体験。日本の伝統的な浴衣を着ながら、正座やすり足など、子どもたちには初体験だったことも多い。その後、邦楽のリズムに合わせて動きを真似る"リズムで動く"でウォーミングアップ。休憩を挟んで後半は、日本の文様など伝統的なモチーフを学びながらそれをうちわに描いて仕上げるワークショップ。続けて作ったうちわを使った、課題曲「お江戸日本橋」「舞妓」で踊りの練習をした。

palace_kodomobuyoujyuku02プログラム終了後の参加者の保護者からは、「発表会の出来栄えが想像以上だった」「短時間でお辞儀や正座がきれいになったように思う」「夏休みの良い思い出づくりになった」などの感想が聞かれた。頑張った子どもたちへはパレスホテル東京のシグニチャーショコラ「千代ちょこ(6枚入り)」(写真左)のご褒美も。

子供舞踊塾代表の有馬和歌子氏は、今回パレスホテル東京とコラボレーションしたことについて次のように話す。「いつも明るく、活気あふれるパレスホテル東京のスタッフの皆様と、今回はじめてのコラボレーション企画を開催させていた だき、大変光栄でございました。わたくしの日本舞踊体験では、お子様の日常に日本文化のエッセンスを届けることが目標です。楽しい会話や目標達成の喜びから、日本舞踊がお子様の心の中にスッと入ってくれることを目指しております。 港区に拠点をおく『子供舞踊塾』の出張ワークショップは、これまでに150人以上のお子様にご体験いただいております。まずは興味の扉を開くきっかけとなり、またそこから『もっと日本舞踊を学んでみたい』『またあのホテルへ 行ってみたい』など、次のアクションに繋がる体験になりましたら、とても嬉しいです。」

今年も国内外で、いまだ自由に方々へ旅をすることは叶わないかもしれないが、バカンスは子どもたちにとっても家族とのかけがえのない思い出になる時間だ。大人だけでなく子どもたちにも楽しめる都心ホテルの宿泊プランを活用して、親子で一緒に心豊かにリフレッシュしてみてはいかがだろうか。

information


d63624-4-e65835ae19b2794f9c43-11パレスホテル東京
https://www.palacehoteltokyo.com/

所在地:東京都千代田区丸の内1-1-1
Tel:03-3211-5211
客室数:全290室
チェックイン:15:00、チェックアウト:12:00
profile


wakako有馬和歌子/日本舞踊家・子供舞踊塾代表

1998年生まれ。 父 坂東寛二郎に師事し、2歳で国立劇場にて初舞台を踏む。 18歳で坂東流 師範資格を取得。 「日本舞踊を守る、受け継ぐ、魅せる」をコンセプトに、 伝統芸能の一つである日本舞踊の価値を届ける活動を行う。

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