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1999年の開院以来、ニキビ・毛穴・シミ・しわ悩みに対して独自のメソッドで34万人を超える治療実績を誇る表参道の美容皮膚科タカミクリニックから、日本人の肌に適した最新鋭レーザー治療「ピコレーザー(エンライトンSR)」による新施術が2月よりスタートした。

日本人の肌に適した最新鋭のレーザー治療でできることは?

「ピコレーザー(エンライトンSR)」は、日本人の肌質に適した細かな設定を実現するために開発され、厚生労働省による医療機器承認を取得した最新のレーザー機器を使用したシミ治療だ。最大の特徴は、従来のシミ治療で用いられてきたナノ秒レーザー(Qスイッチレーザー)よりも1/1000の速さのピコ秒(1兆分の1秒)という極めて短いパルス幅(レーザー光の照射時間)であることだ。これにより従来のレーザーでは砕けない大きさのメラニン色素も細かく粉砕することが可能。加えて、肌ダメージを最小限に抑えることができるため、痛みや照射後のダウンタイムが短く、照射部位のテープ保護が不要など、アフターケアに際してのメリットも大きい。さらに、シミによる色調の改善だけでなく、毛穴や肌質感の改善効果も得られる照射法もあり、美肌治療も叶う。

シミへのアプローチは、まずその原因の見極めから。

施術室_トリミングシミ治療にこれほどよりよい「ピコレーザー(エンライトンSR)」の施術とあれば、否が応でも期待は高まるが、ここでシミ治療の予備知識を整理しておきたい。巷ではSNSの普及などによって、シミはレーザーで簡単に取れるというイメージが先行しがちだが、シミ治療と一口にいっても、実際のところシミの種類はさまざま。それがシミ・そばかすなのか、くすみ・色素沈着なのか、肝斑なのかによって、そもそもレーザーが適しているのか、または光治療が適しているのかなど、医師による「正確なシミの見極め」がとても大切なのだ。たとえば、肝斑を併発しているケースでは、レーザー治療ではかえって悪化することにもなりかねないことは覚えておきたい。一筋縄ではいかないシミ治療だが、タカミクリニックでは、まずはじめに医師によるシミの状態(濃さ、大きさ、深さ)を確認し、肌のコンディションを総合的に判断して、特性の異なる治療機器の中からベストなシミ治療を提案してくれる。

今回、verita編集部では実際に「ピコレーザー(エンライトンSR)」によるシミ治療を取材した。同クリニックでは、肌悩みに合わせた3つのメニューが用意されている。気になるシミやそばかすをピンポイントでレーザー照射してメラニン色素を除去する「ピコスポット」、低出力のレーザーを顔全体にあてて顔全体のくすみ、色素沈着、肝斑に適した「ピコトーニング」、点状に集中したエネルギーを肌全体に照射して、肌のハリ・ツヤ・キメの乱れを改善する「ピコフラクショナル」だ。今回は、スポットで気になるシミを粉砕する「ピコスポット」の照射の後に、肌全体のトーンアップを促す「ピコトーニング」をダブル照射した。このコンビネーションシミ治療は、シミはもちろん、くすみ・肝斑・ハリ・ツヤ・毛穴悩みの改善など、トータルな美白美肌ケアが可能。たった1回でも即効効果を実感できるのでおすすめだ。

ピコスポット×ピコトーニングのダブル照射でトータル美白を叶える。

いよいよ照射。事前にマーキングしたシミに向けての「ピコスポット」は1か所にものの数秒ほどの照射時間だ。その後、顔全体に照射をしていく「ピコトーニング」も10分もかからない短時間で終了。照射中は油がはねたような痛みはあるものの、施術自体が短時間できあることもあって、我慢できない痛みではなかった。その後、患部に外用薬を塗ってクールダウンして終了。施術時間は短いが効果はてきめん。施術後、すぐさま肌が見違えるほどトーンアップされていることが感じられた。
takamiclinic_220303 タカミクリニックでは、「ピコスポット」に関しては施術後に外用薬(抗炎症クリームと、ハイドロキノン配合クリーム)を、さらにメラニンの生成を抑制し美白を促す内服薬を処方してもらうことができる。「ピコスポット」照射後は、ダウンタイムとしては患部に薄くカサブタができるとの説明を事前に受けていたが、筆者の場合は思いのほかカサブタは小さく、テープ保護も不要なので翌日からコンシーラーなどで隠せばほとんど目立たなかった。

光治療のフォトフェイシャルでもテープ保護は不要だが、効果実感まで複数回の施術が必要になることを考えれば、ピコレーザーのほうがより短期間でシミを改善することができるだろう。症状にもよるが、一般的なシミの除去であれば、1~3回の「ピコスポット」照射で効果を感じることができるという。またテープが不要であることで、顔全体にあるたくさんのシミ・そばかすをまとめて照射することができるのも大きなメリットだ。またピコレーザーは、周囲の組織へあたえる熱ダメージが最小限のため、照射後に起こりやすい炎症後色素沈着のリスクも低減されている。とはいえ、患部については日焼け止めなどでUVケアをしっかりすることや、こするなどの摩擦を避けるなど、アフターケアには注意したい。

肌本来の美しさを保ち続けるために、シミやくすみ、加齢とともに起こるさまざまな症状に対しては積極的にアプローチしたいと考えている読者も多いと思うが、ぜひ自分にあった選択、ベストな方法を見つけて、自分らしく年を重ねていってほしい。

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受付
美容皮膚科タカミクリニック

住所:東京都港区南青山3-18-5 モンテプラザ2F・3F・4F
Tel:03-5414-6000
営業時間:10:00-19:00
休診日:なし(12/31~1/3は年末年始休業)


※施術の感想は、個人の感想によるもので効果の体感には個人差があります。