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コロナ禍のマスク生活が長くなるにつれ、顔のたるみ、顔立ちの老け込みが気になってきたという人が続出している。「マスク老け」という言葉も聞かれるようになったが、原因は一体なんだろう? スキンケアはこれまでと変わらず、なのになぜ? その答えは、顔のたるみは肌の土台となる顔の筋肉に結びついているからなのだ。

コロナ禍の「マスク老け」には、表情筋へのアプロ―チが劇的な効果。

顔には25種類もの表情筋があり、目や口を動かしたり、表情を作る働きをしているのだが、マスクを着用していることで、顔の筋肉が動かしづらくなり、無表情になりがちに。さらに大きな声で話しをすることが少なくなると、表情筋が凝り固まって顔全体の血流も滞り、しわやたるみができやすくなる。表情筋が衰えると、実年齢よりも老けて見えやすくなってしまうのだ。これがいわゆるマスク老けの原因だ。

そんなコロナ禍における「マスク老け」に悩む人に耳寄りな情報がある。編集部は、このマスク老けに効果的な施術を行っている表参道の美容鍼灸サロン「ハリジェンヌ」の噂を耳にした。東洋の鍼灸とフランスのエステティックを融合させた独自のメソッドで、顔筋のコリ・滞りをほぐし、お顔をセンターリフトする「ハリジェンヌ」の施術は、1度の施術でもフェイスラインの変化が感じられ、肌のツヤ、ハリ感、トーンアップも期待できると評判。芸能人やモデル、美容関係者から支持を集めているという。そこで、実際にハリジェンヌの施術を体験するとともに、サロン院長である光本朱美さんにお話を聞いた。

弾力のある表情筋こそが、健康的な肌と表情を維持する秘訣。

ハリジェンヌ院長・光本朱美_B-1 「世界35カ国をまわって各国の人々のお肌に触れる中で、肌質の違い・骨格の違い・気候などの肌環境の違いがあっても、すべての人のお肌に効果的なリフトアップをもたらすためには、弾力のある『顔の筋肉と頭皮』が何よりも大切だという結論に辿り着きました。そこで私は、頭皮の筋肉6種類とお顔の筋肉25種類の合計31種類の筋肉を細かく刺激して引き上げる方法を独自に開発し、2012年に表参道で美容鍼エステサロンを開業しました。」こう話すのは光本院長。

(写真右:光本朱美(みつもと あけみ)さん)14歳の時に「鍼でエステをする」と決意。19歳でフランスのエステティック名門校 キャサリン・サルタン“L’Ecole Catherine Sertin”に留学。日本では鍼灸師の国家資格を取得。世界美容大会・日本代表の経験を持つ。現在国内に6店舗を展開。さらに、海外27箇所のサロンに技術提携をしている。近書に『“刺さないハリ“ローラーPerfect Book』(宝島社)、『ボディ用 刺さない美容鍼スティックで引き締める!』(学研プラス)等がある。Instagram: @mitsumoto_akemi

光本さんによると、「顔が老けて見える原因は、表情によるところが大きいのですが、表情筋が動かない状態では、いくら肌を整えても若々しい印象を得ることは難しいですよね。とりわけ最近は、マスク生活によって、表情筋が衰えて、目元・口元・フェイスライン等の顔だるみが生じている方が多くみられますが、西洋式エステのソフトタッチのアプローチや肌の表面だけを整える美容施術では、なかなかリフトアップ効果を上げずらいのではないかと思います。」そういって光本院長が、筆者の顔のいくつかの筋肉に触れると、ゴリゴリに固まっているのが分かった。恐ろしいことに自分でも気が付かないうちに、マスク下の表情筋はすっかりコリ固まって動かせなくなってしまっていたのだ。
hari_22031803(写真)表参道店 施術ルーム。

「肌の土台である筋肉の中にはリンパや血管が通っており、顔全体の代謝や美容成分を行き渡らせる機能があります。ですので筋肉をしっかりほぐして、パイプを開通することで、日ごろのホームケアや美容施術の効果も上がります。弾力のある筋肉は、その人が本来持っている健康的な肌と表情を取り戻してくれますし、筋肉へのアプローチは年齢関係なく効果が実感できます。ハリジェンヌでは表情筋のかなり深いところまでケアができるのも特徴です。」と光本院長。

66種類の顔筋ほぐしテクニックで若々しい表情が蘇る。

ハリジェンヌでは、コロナ禍で蔓延している肌トラブルや今までとは違う筋肉の衰えや老化などのトラブルに対して、多面的な刺激をたっぷりと入れ込んだ新技術を盛り込んだVARIOUS(ヴァリアス)コースを用意している。「肌の筋肉がコリ固まると、顔が角ばって長くなり下膨れ化が進むなどの老化スピードが速くなっていますが、老化にケアのスピードが追いつくようにと、開発したのがこのコースです」と光本院長。66種類のメソッドで、丁寧かつピンポイントで細かく顔筋をほぐし、スピーディーに理想の状態を取り戻すことができる施術だ。
hari_22031804(写真)オリジナルで開発した様々な「刺さない鍼」と手技を駆使して顔筋のコリをほぐしていく独自の施術。

まず施術前にライフスタイルや日頃のスキンケアについてのカウンセリングを受けて、現状の肌や顔の筋肉の状態を確認する。「お客様ごとに今のお肌状態に一番合った技術内容で施術できるよう、都度カスタマイズをしています。ヴァリアスは、筋肉のコリを丁寧にとり、一度筋肉をゆるませてから、センターに寄せて上げるという施術になります。」(光本院長)
そしていよいよ実際に施術を受けてみると、まず始めに顔のあらゆる筋肉のコリをピンポイントで指先と「刺さない鍼」と呼ばれる棒状のスティック(ハリジェンヌが独自に開発したツール)を当てながら、丁寧にほぐしていく。エステティックの手技を織り交ぜながらいわゆる筋膜はがしに似たような感覚だ。施術を受けながらも自分の表情筋の一つ一つが想像以上にこっているのが分かる。30分ほど筋肉のコリをほぐした後は、美容鍼をこれまたピンポイントで打っていく。それと同時に足先などにもお灸を据えられた。まさしく西洋と東洋のテクニックを駆使した施術で、コリがほぐれると同時に身体がぽかぽかと温かくなる感覚になった。ちなみに、鍼が苦手な人には、刺さない鍼コースもあり、さらに細かい手技のケアを加えることで、同様のリフトアップ効果が得られるそうだ(ただし持続性は鍼をした方が長いとのこと)。
hari_22031802 施術を受けた人の術後の感想に多いのが、すっきりとした疲労回復感を上げる人が多いと光本院長は教えてくれたが、確かに全身がリフレッシュされたような心地よい感覚がある。そして施術後は、顔の肌がふっくらと不思議なほど柔らかで、肌の状態がよくなることが実感された。そしてそれは施術後の数日間も変わらず続いた。光本院長は、この施術は1か月に1回で効果の持続、そして維持が可能だと説明する。今後もきっと続くであろうマスク生活における毎月の顔の筋肉のストレッチとメンテナンスとして、西洋東洋の技術を融合した新感覚の施術を、ぜひあなたも体験してみて欲しい。

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美容鍼エステサロン「ハリジェンヌ」表参道店

住所:東京都港区北青山 3-6-20 KFIビル5F
Tel:03-6427-2681
営業時間:10:30~22:00(最終受付 19:30)
休診日:不定休
Instagram: @harisienne_

※施術の感想は、個人の感想によるもので効果の体感には個人差があります。