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ハワイの名門ラグジュアリーリゾートホテル「ザ・カハラ」ブランドを冠した「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」が横浜のみなとみらいに2020年9月、開業したことをご存じだろうか。 ハワイ、オアフ島ホノルルにおいては、50年の歴史を持ち多くの世界中のセレブリティが訪れる人気のラグジュアリーホテル「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」。同じくハワイの名門リゾートの上陸と言えば2019年沖縄に「ハレクラニ」が開業したことは記憶に新しく、こちらも予想に違わず人気を博している。しかし都心からのアクセスがきわめて良好な横浜で、アロハスピリッツを引き継いだハワイの名門ホテルがオープンしたことは、コロナ禍における近場でのステイケーション需要も後押しして、多くの人々にとって喜ばしいニュースになったはずだ。

ハワイ発のホスピタリティ溢れるモダンなアーバンリゾート。sen

kahara_int1横浜駅からみなとみらいの臨港に向かって車で10分もかからない場所に立地する「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」は、ガラス張りのクールな外観が印象的な地上14階建て。エントランスからラウンジ、レストラン、そしてゲストルームに至るまで、寄せては返す波打ち際を意味する「汀(みぎわ)」を建築のコンセプトにしつつ、キラキラと反射する光と影をモチーフにした"クリスタルモダン"のデザインが空間をラグジュアリーに彩る。国内でも古くから港町として異文化交流が盛んに行われてきたみなとみらい・横浜は、日本にはじめてハワイの文化が入ってきた場所でもある。異国情緒あふれる独特なウォーターフロントの景観と相まって、本国のハワイアンスピリッツと融合した新しい「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」の誕生だ。

アロハスピリッツを感じる1日5室限定のパッケージプラン登場。sen

快適性を重視したスタイリッシュモダンな客室は、スタンダードルームでも47平米以上を誇る広々としたスイートルームを含む総客室数146室。注目は、いまだハワイ渡航の制限がある今で、日本に居ながらにしてハワイを感じられる新コンセプトルーム「Feel ALOHA! Hawaiian Package」だ。この特別パッケージプランでは、ハワイの別荘で過ごすような居心地の良さをテーマに、パームツリーや胡蝶蘭を設えたザ・カハラ グランド キングルームで、シグネチャーカクテルのウェルカムドリンクやククイナッツのレイなどのハワイアンアイテムと、インルームダイニングでゆったりとした気持ちで楽しめるハワイアン・ディナーおよび朝食を楽しめる。またこのプランにはオリジナルギフトとして「ザ・カハラ・マカダミアナッツチョコレート 」も付いているという気の利いたワンポイントも。
kahara_hawaianplan01kahara_hawaianplan02(写真)ハワイアンキルトのベットカバーをはじめ、ハワイ直輸入の雑貨アイテムやプルメリアの香りのアロマディフューザー、ハワイを身近に感じてもらいたいというホテルの想いが込められている。ウェルカムドリンクは、「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」のノンアルコールのシグネチャーカクテル<THE KAHALA BLUE>。

お部屋に持ってきてくれる「カハラシグネチャーハワイアンディナー」は、カハラ シグネチャーロコモココットやマグロとアボカドのオリジナルハワイアンポキサラダをはじめとする、ハワイのソウルフードが満載。インルームダイニングは、コロナ禍に利用するシーンが急増しているが、ホテルでの新しい過ごし方を教えてくれる。横浜の美しい夜景を眺めながら、誰にも邪魔されることなくゆっくりと時を過ごせる贅沢は、ロケーションに恵まれたホテルでこそぜひ楽しみたい。 kahara_inroomdinig1(写真)「カハラシグネチャーハワイアンディナー」。「カハラシグネチャーロコモココット」は大ぶりの海老やステーキも入ってボリュームも満点。お重スタイルの上段には、「ガーリックシュリンプ」と「チキンナゲット」が、下段には、「ペストリーシェフお勧め プティフール盛り合わせ」も。
kahara_inroomdining2(写真)翌朝の朝食も、「カハラシンパンケーキとフレッシュフルーツ」、「アサイーボウル」、「エッグベネディクト」、「マラサダ・クロワッサン」など、爽やかな湾岸の景色にぴったりなハワイアンフードが並ぶ。

港を臨む絶景ダイニングと、予約困難の人気アフタヌーンティー。sen
kahara_dining1 館内に3つあるレストランのメインダイニングはイタリア料理「RISTORANTE OZIO(リストランテ オッツィオ)」で、料理長の大塚浩介氏は、資生堂パーラーに入社し、ジャック・ボリー氏に見込まれ、その真髄・エスプリを学んだ。このレストラン、何と言っても14階から横浜港を見渡せる借景が素晴らしい。ロマンティックなレストランやバーシーンが多い横浜の中でも、新しいデートスポットだ。朝・昼・夜と宿泊客以外でも予約ができる。今回紹介した「Feel ALOHA! Hawaiian Package」は、インルームダイニング付きのプランだったので、ぜひまたの機会に訪れたい。

3階には、2エリアに分かれて日本料理と鉄板焼きを供するダイニングとなっており、「日本料理 濱」では、料理長 青木信啓氏が昨夏考案した和のアフタヌーンティー「濱茶膳」が予約困難になるほどの人気を博している。kahara_afternoontea1kahara_afternoontea2全席個室ならではのプライベートな空間で1日10組様限定で提供されている和のアフタヌーンティーは、季節の和の食材を使いながら、ウエルカムドリンクの引き立て一番出汁でスタート。神奈川県の近海でとれた地魚や本マグロのかわり寿司や、三渓園の箱庭をイメージした八寸(自家製コンビーフや西京漬けなどの和のセイボリーを詰めこんだ)など、横浜の味覚やアイコニックなモチーフを表現したメニュー構成で、なかなか他でお目にかかれない楽しさだ。
シーズン毎に内容も刷新されるので、四季折々で訪れてみたい。料金は、平日・土日祝日共に8,800円(税込・サービス料別)。個室料はなく、甘味だけでなくセイボリーの内容も充実しているのでこの値段にはお得感もある。

カハラオリジナルの定番アイテムを揃えたブティック「THE KAHALA COLLECTION」。sen
kahara_shop1(写真)「THE KAHALA COLLECTION」入り口には、ハワイ本店を訪れた世界各国のセレブリティの写真が飾られていて、カハラブランドの歴史を感じさせる。

1階のエントランス入ってエレベータ脇にある「THE KAHALA COLLECTION」は、“ザ・カハラ”ブランドのオリジナルグッズが揃う。またバッグブランドKitamuraや大倉陶器といった横浜にちなんだブランドのアイテムもあり、横浜を訪れた記念のお土産探しにもおすすめ。 kahara_shop2(写真左)「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」オリジナルのマカデミアンナッツチョコレート。アースカラーのグリーンのパッケージが上品で、ハワイのカハラ・リゾートを想起させる。(右)ハワイ本店ではゴルフも盛ん。「THE KAHALA COLLECTION」内にはゴルフグッズや水着も多数取り揃えられている。

一番人気は、「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」オリジナルのマカデミアンナッツチョコレート。ハワイの手土産として定番のマカデミアンナッツチョコレートだが、カハラのオリジナルレシピに基づいて作られている伝統的な逸品として、日本で購入できるのはこちらのショップのみ。日常的な贈答用ギフトにも利用されているようで、開業当初はこのチョコレートを求めてホテルの外まで行列ができ、製造が間に合わなかったというエピソードがあるほど。レストランでの食事やアフタヌーンティーとともに宿泊せずともチェックしておきたい。



週末限定のアロハフライデー!

alohafriday《アロハフライデー》とは、もともとハワイにおいて毎週金曜日にアロハシャツやムームー、カジュアルな服装での出勤・通学が認められていることをいう。ハワイの伝統的な習慣として、1960年代の半ばハワイ銀行の提案で仕事の効率を上げるために従業員にアロハシャツの着用を認めたことが発端だ。この企画は、ハワイの気分を満喫してもらえるようにというホテルスタッフの強い思いから生じたという。毎週金曜日に館内全体がさまざまなハワイを感じられる特別な設えに代わり、ゲストを温かく迎える。今、カハラを訪れるなら金曜日がおすすめ。




information


kahara_infoザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜

所在地: 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-3
Tel:045-522-0008
Webからの宿泊予約はこちら”。 客室:全146室