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夏の猛烈な暑さが和らいで秋の気配が漂い始めたら、そろそろ気になり始めるのがクリスマスケーキだ。ぞくぞくとラインナップが発表され、早いところでは10月に入ってすぐに予約がスタート。 人気のケーキや数量限定の品は瞬く間に売り切れ必至と聞けば、「まだ大丈夫」と、のんびりしてはいられない! コロナ禍の制約からも解放されはじめ、家族や仲間と集うことも可能となってきた2022年のクリスマス。とっておきのケーキを手に入れて、華やかに、にぎやかに祝いたい。

#パレスホテル東京
雪の結晶と赤い三日月がファッショナブル!「ピュール」



christmas2021_cake01 リニューアルオープンから10周年を迎え、品格あるもてなしと上質感にますます磨きをかける「パレスホテル東京」。今年もクリスマスカラーで彩られた華やかで素材にこだわったケーキがラインナップされている。限定100個で提供される新作の「ピュール」は、真っ白なケーキと、雪の結晶が散りばめられた赤い三日月の艶やかなコントラストが印象的なひと品だ。

土台は、サクッと歯ざわりよくさわやかなレモン風味のサブレと、しっとり、香り高いアールグレイ風味のビスキュイ。その上に、希少な石垣島産のヴァニラ・ビーンズを使用したまろやかな味わいのムースを重ね、中にはみずみずしいミックスベリーのジュレと、ダマスクローズがやわらかく香るクレーム・ブリュレを忍ばせている。食感のコントラストが楽しく、口溶けとともにさまざまな香りが重なり合ってエレガントなハーモニーを奏で、後口はすっきり。軽やかでいて豊かな余韻にうっとりしてしまう。

<パレスホテル東京>
https://www.palacehoteltokyo.com/
商品名:ピュール
価格:13,000円(税込)100個限定。
サイズ:直径185cm、高さ5.5㎝
予約受付期間:10 月 1 日~購入日の3日前
受け渡し期間:12月21日~25日
予約・問い合わせ:オンライン予約:www.palacehoteltokyo.com/shop/
店頭・電話:パレスホテル東京 ペストリーショップ「スイーツ&デリ」
東京都千代田区丸の内1-1-1 B1
Tel:03-3211-5320(予約専用ダイヤル)

#ホテル雅叙園東京
職人技が光るアートなクリスマスケーキ「タルトショコラ・ミルティーユ」



christmas2021_cake02細部に至るこだわりと職人技が光るアートなクリスマスケーキを提供し、人気を集める「ホテル雅叙園東京」。ベリーとともに可憐なチョコレートの花々があしらわれた、シックな「タルトショコラ・ミルティーユ」は、アクセントとして加えられたナツメグが力強いインパクトを放つ、大人な味わいのチョコレートタルトとなっている。

ビターなチョコレート風味のタルト生地の中には、チョコレート感たっぷりのザッハー生地と、粒感を残してさっと煮上げたブルーベリーのコンフィチュールが。その上に、ブルーベリーのガナッシュとナツメグのクリーム、とろりとしたビターチョコレートのムースが層を成す。口に運ぶと、噛むごとに深みあるチョコレートの味わいが広がり、ブルーベリーの落ち着きある甘酸っぱさと調和。ナツメグのスパイシーさが全体をキリリと引き締めて、クリスマスの菓子にしばしば使われるシナモンやアニスとはひと味違う、力強く洗練された味と香りにはっとさせられる。

<ホテル雅叙園東京>
www.hotelgajoen-tokyo.com/
商品名:タルトショコラ・ミルティーユ
価格:5,200円(税込)
サイズ:直径15cm、高さ5cm
予約期間:10月1日~12月16日
受け渡し期間:12月22日~25日
予約・問い合わせ:
オンライン予約サイト:www.hotelgajoen-tokyo.com/lien/xmas
店頭・電話:ホテル雅叙園東京 PATISSERIE「栞杏 1928」
東京都目黒区下目黒1-8-1 1F
Tel:03-5434-5230

#ザ・キャピトルホテル 東急
端正な美しさ際立つ「ノエルピスターシュ」



christmas2021_cake03木々の色である緑をコンセプトカラーとし、「オーセンティック クリスマス」をテーマに掲げる「ザ・キャピトルホテル 東急」の2022年クリスマス。限定100個販売される「ノエルピスターシュ」はその代表作だ。端正な美しさが目を引く四角いケーキのデザインは、雪が降り積もる聖夜の煙突をイメージしたもの。
なめらかでコク深いピスタチオのムースと、粒感を残したピスタチオのダックワーズの間には、杏のコンポートとミラベル(西洋スモモ)のムース、アプリコットのコンポートシロップをしみこませたビスキュイがはさまれ、独特の果実味と酸味がさわやかさをプラスしている。そして、ピスタチオを刻みいれたチョコレートでまわりを覆い、上にはバニラ風味の軽やかなクリームと、砂糖がけのピスタチオをたっぷりと。ザクザク、パリパリとした軽快な歯触りと香ばしさが心地よく、噛むごとにピスタチオの風味が力強く広がって、心も体も幸福感で満たされる。

<ザ・キャピトルホテル 東急>
www.capitolhoteltokyu.com/
商品名:ノエルピスターシュ
サイズ:11cm×11cm
価格:6,480円(税込)100個限定
予約期間:10月1日~12月20日
受け渡し期間:12月19日~25日
予約・問い合わせ:
オンライン予約サイト:www.tokyuhotels.co.jp/capitol-h/restaurant/boutique/plan/93068/
店頭・電話:ザ・キャピトルホテル 東急 ラウンジ「ORIGAMI」
東京都千代田区永田町2-10-3 3F
Tel:03-3503-0872

#ホテル椿山荘東京
2時間で完売するほどの人気!「極 ガトー・オー・フレーズ」



christmas2021_cake04 毎年、こだわり抜いた厳選食材で作られ、昨年は予約開始から約2時間で完売するほどの人気を集める、「ホテル椿山荘東京」のショートケーキ「極 ガトー・オー・フレーズ」。
ジェノワーズ(スポンジ)は、平飼いの有精卵「卵皇」に 和三盆の上品な甘さと発酵バターのコクを合わせ、ふんわり、しっとりと。生クリームは、北海道 根釧地区の脂肪分が高い生乳をメインに独自に配合し、極限までしっかり泡立てることで、ふわふわ、軽やかな口溶けとリッチで芳醇な味わいを両立させている。そしていちごは、強い甘みとほどよい酸味を持つ福岡県産の「あまおう」をぜいたくに使用。口に入れると、シロップを打たずともしっとり、やわらかなジェノワーズの食感が感動的で、ミルキーな生クリーム、甘酸っぱくてみずみずしいイチゴと混じり合って三位一体のおいしさに。子供から大人まで愛され、誰もが知る定番の味だからこそ、食べれば伝わる確かな違いをぜひ確かめて。

<ホテル椿山荘東京>
https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/
商品名:極 ガトー・オー・フレーズ
サイズ:直径約 15cm、高さ約 6cm
価格:11,880 円(税込)数量限定
商品詳細:https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/shop/recommend/christmas2022
予約受付期間:10 月 12 日~11 月 30 日
受け渡し期間:12月23日~25日
予約・問い合わせ:電話にて予約:ホテル椿山荘東京 ホテルショップ「セレクションズ」
東京都文京区関口2-10-8
Tel:03-3943-7613

#ウェスティンホテル東京
10台限定のスペシャルケーキ「フォレノアール」



christmas2021_cake05 コロナ禍を乗り越えて再び世界が輝きを放ち始めようとする今年のホリデーシーズンに、「ウェスティンホテル東京」が贈るのは「A Jubilant Christmas(ジュビラント クリスマス=喜びあふれるクリスマス)」。さまざまなケーキがそろうなかひときわ目を引くのが、数量限定のスペシャルケーキコレクションだ。
キノコや木の葉に覆われた、森の中の切り株のようなデコレーションがアーティスティックな「フォレノアール」(10台限定)も、そのひとつ。キルシュ漬けのグリオットチェリー入りのチョコレートクリームと、キルシュ風味のババロア、キルシュ風味のシロップをじゅわりとしみ込ませたジェノワーズ・ショコラ、ラズベリージャム、サブレ、泡立てた生クリームを重ね、計10層に。表面はビターなガナッシュクリームで覆われている。しっかりビターなチョコレートと香り高くキレのよいキルシュが醸し出す、重厚感はありつつも軽やかな大人の味わいが魅力的だ。

<ウェスティンホテル東京>
www.westin-tokyo.co.jp/
商品名:フォレノアール
サイズ:直径12cm、高さ12cm(飾りを含む高さ22㎝)
価格:15,000円(税込)10台限定
予約期間:11月1日~12月11日
受け渡し期間 : 12月19日~25日
予約・問い合わせ:
オンライン予約サイト:www.westintokyoshop.com/
店頭:ウェスティンホテル東京 ペストリーブティック「ウェスティンデリ」
東京都目黒区三田1-4-1 1F
Tel:03-5423-7627(オンラインショップ)

記載のクリスマスケーキの予約は売り切れ次第終了する可能性あり。

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瀬戸理恵子 フードエディター・ライター

1971年東京都生まれ。銀行勤務を経て2000年にパリへ製菓留学し、エコール・リッツ・エスコフィエ、ル・コルドン・ブルー パリで菓子ディプロムを取得。ピエール・エルメ氏のもと研修を重ねる。2001年帰国し、月刊誌「料理王国」、「料理通信」の編集部を経て、2009年独立。お菓子を中心にフリーランスのフードエディター・ライターとして活動中。監修・共著に「東京手みやげ 逸品お菓子」(河出書房新社)など。このほか、「『オーボンヴュータン』河田勝彦の郷土菓子」(誠文堂新光社)『アテスウェイ 川村英樹の菓子』など、パティシエの書籍製作も手がける。