世界の大手総合旅行ブランドのひとつエクスペディア（Expedia）が2024年冬の人気海外旅行先ランキングを発表した。エクスペディアの検索データによるこのランキングの結果、1位は「台北」、2位は「ソウル」、とアジアの王道人気都市、3位は不動の人気を誇る「ホノルル」となった。夏と秋の発表では「ソウル」が首位だったが、「ソウル」の冬の冷え込みの厳しさから、この季節は比較的暖かい「台北」を選ぶ人が増加したと考えられる。

その他にも、4位に「バンコク」、6位に「シンガポール」、8位に「香港」、9位に「バリ島」、10位に「プーケット」とアジアの旅行先がTOP10のうち７つを占めている。気温や円安などの状況から、冬シーズンは東南アジアの暖かいエリアに興味を持つ人が多いようだ。

また昨年と今年の年末年始から2月にかけての検索数を比較したときの検索数の伸び率でみる「海外旅行先 人気急上昇ランキング」では、1位に「ダナン」がランクイン。物価が安く、費用を抑えて旅行を楽しめることで人気のベトナムの中でも、「ダナン」はビーチリゾートを楽しみつつ、約1時間程度の移動で古都「ホイアン」まで行くことができ、一度の渡航で2つの異なる雰囲気の年を楽しめるところが魅力だ。


エクスペディアのフライトデータから分かる、
実は、冬の海外旅行はお得だった！

エクスペディアで2023年に予約されたフライトデータを見ると、人気旅行先ランキングの1位の「台北」は、12月～2月のうち、12月が最もお得で、通年で最もフライトが高い月と比較すると約7％安くなる。また「ソウル」は1月のフライトが約14％、「ホノルル」は2月のフライトが約23％、それぞれ一番高い月と比べて安くなったという。さらに人気上昇ランキングの「ニューヨーク」は1月が通年で最もフライト価格が下がる月であり、一番高い月と比べても約34％安いなどなど、冬は海外旅行の渡航費がお得になる傾向がある。このデータを見るだけでも、ホリデーシーズンや年明けの旅への期待が膨らむ。冬ならではのお得感を活かして、心躍る海外旅行を計画してはいかが？