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福岡県の糸島は、スローライフと洗練が共存する九州屈指のシーサイドリゾートだ。“日本の渚百選”に選ばれた美しい海岸線と豊かな自然、新鮮な海の幸や農産物など食の魅力に恵まれ、近年は若い世代やクリエイター、芸能人からも注目を集める移住先となっている。福岡市中心部から電車で約40分というアクセスの良さに加え、海と山を身近に感じられる環境も人気の理由だろう。

車では福岡空港から45分ほど。都市の喧騒が遠のく頃、ターコイズブルーの海と潮風に揺れるヤシの木のシルエットが目に飛び込んでくる。“九州のハワイ”とも称される糸島エリアに、エリア初となる本格リゾートホテル「seven x seven 糸島(セブン バイ セブン 糸島)」が誕生したのは2024年3月のこと。最大の特長は、全47室の多くがオーシャンフロントといっても過言ではない、その恵まれた立地にある。そして2026年4月1日、“Sunset Beach Club”を新たなコンセプトに掲げ、リニューアルオープンを迎えた。

夕陽とともに過ごす、“Sunset Beach Club”という時間。senリニューアルの最大のポイントは、糸島という土地そのものが持つ豊かさを、滞在体験の中に丁寧に編み込むことだった。海と山と空が近く、新鮮な海の幸や山の恵み、丁寧に育てられた野菜や調味料が揃う“食の宝庫”であるこの場所で、食・音楽・ウェルネス・アクティビティが心地よくつながる時間を提案する。日中の眩い太陽や玄界灘に沈む夕日、そして夜のチルアウトへ――移ろう時間の流れに身を委ねながら、心身をゆるやかに整える。これこそ、新生「seven x seven 糸島」が提唱する“Sunset Beach Club”の真髄だ。
shiroiya_ph04 なかでも注目は、新設されたフィンランド式サウナと、水風呂としても利用できるプール。ラウンジやテラスとシームレスにつながる動線設計により、滞在の流れの中で「整う・泳ぐ・休む」を自分のペースで取り入れることができる。西向きのテラスにあるデイベッドに身を横たえ、玄界灘を染める夕陽を眺めながら潮の香りに包まれ、身体をほどく時間は滞在のハイライト。糸島の自然をダイナミックに感じる、この上なく贅沢なひとときとなる。
shiroiya_ph04なお、今回のリニューアルでは、糸島の食材を使った創作料理とスイーツで人気を博すバル「klootch(クルーチ)」のオーナーシェフ・馬渡翔氏が監修するダイニングラウンジも新設された。ぜひ味わいたいのは、糸島の自然や風土、食材や調味料の魅力を「火/Fire」「水/Water」「土/Earth」という3つの自然のエレメントで表現したタパスメニュー「Tastes of Element Flavor Set」(6,600円・税込)だ。各エレメントは4皿で構成され、それぞれが食のストーリーを紡ぐ。「火」はスパイスを効かせた糸島産馬鈴薯のアラビアータや牛テールのスパイシーオムレツ、「水」は真鯛のマリネや地元の海産物を使ったブイヤベース、「土」は里芋のポテトサラダや砂肝ときのこのアヒージョといった内容。土地に根を下ろした素材の声に耳を傾けるような、軽やかで奥行きのある味わいを楽しめる。
shiroiya_ph04 ドリンクにも妥協がない。北九州・小倉の「The Certain Bar」を主宰するバーテンダー・野村周平氏監修のもと、前述の3つのエレメントをモチーフにしたカクテルやモクテルを用意。さらに、地元の酒屋「川久保酒店」が選び抜いた九州の銘酒も揃う。朝食には、地元のパン店と提携したパンセレクション、もしくはこだわりの火入れで焼き上げた鮭定食の和洋2種を、サラダバーとともに提供する。
shiroiya_ph04リニューアル後の館内には、時間帯に合わせてセレクトされたオリジナルプレイリストが流れる。朝の静けさ、夕暮れのチルアウト、夜のバータイム――光と音楽が空間に表情を添え、それぞれに異なる時間を演出する。DJやアーティストを招いたイベントも企画されているとのこと。seven x seven 糸島での滞在体験は、より立体的なものになるだろう。

客室はWEST棟・EAST棟の2棟構成で、全47室。スタンダードツインから、ルーフトップテラスにジャグジーとBBQグリルを備えた「ザ・セブンスイート」まで、定員4〜8名の大人数で利用できる客室も豊富に揃い、ファミリーやグループでの滞在にも適している。 shiroiya_ph07 空間デザインは、ロンドンの「PDP LONDON LLP」が担当。全室にIHコンロ付きキッチンを備え、地元の食材を買い込んで“暮らすような滞在”を楽しむこともできる。スウェーデン発「19-69」のアメニティが置かれた客室で、深いバスタブにゆったりと身を沈める夜――糸島の風と光に包まれながら、自分だけの時間を取り戻したい。QRコードによるスマートチェックインなど、セルフホスピタリティの設計も継承。“今の時代のラグジュアリー”を軽やかに体感できる滞在を、心ゆくまで楽しみたい。

information


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seven x seven 糸島(セブン バイ セブン 糸島)

所在地:福岡県福岡市西区西浦266
チェックイン : 15:00、チェックアウト : 11:00
リニューアルオープン:2026年4月1日

text by Aya Hasegawa